「 急ぎの仕事がある場合、一番忙しい人に仕事を頼め 」
これビジネスの鉄則ですが、これ結構当たっています。
確かに忙しい時のほうが作業効率は上がります。
次に作業が控えてるので集中するしかありません。
但し当ブログは、内容が決して粗くならないように気をつけています。
物流システム徒然記
前回、「 適正数量を補充とか、市場の動きに合わせた仕組みを取り入れる 」など威勢良く書きました。
しかし、もともと在庫をゼロにすることは無理な話です。
在庫を持たずに商売することなど、まず有り得ません。
どんな会社でも そこそこの在庫を確保しています。
有名企業であっても、在庫管理(広い意味の物流)の遅れた企業は少なくありません。
「 へえ~こんな有名な会社が、今時こんな仕組みなんだ 」と、感心することがあります。
さすがに数年前に比べて数は減りましたが、今もなお出荷指示がFAXやメール中心の会社は決して少なくありません。
しかし、在庫管理(広い意味の物流)の進んでいる企業は、例外なく優良企業です。
これら企業は、必要以上に在庫を持ちません。
入荷と出荷のバランスが実に良く取れています。不要な在庫を殆ど抱えていません。あるのは安全在庫です。
無駄な在庫を持たず、適正在庫を維持出来る企業は何処か違います。
日々入荷と出荷と在庫の関係を暫く見ていれば、その企業の力量が分かります。
必要なだけ材料や部品を調達し、必要なだけ生産し在庫を持ち、必要なだけ顧客に納品する。この一貫した流れが徹底されています。
この仕組みを物流業界では、ロジスティックスと呼んでいます。
調達から販売までを物流の側面で見たものがロジスティックスと呼ばれていますが、食品業界ならECR(efficient consumer response)、アパレル業界ならQR(quick response)が似たような意味で使われています。
メーカーや企業はマーケットに合わせた仕入れや生産を行い、徹底的に適正在庫の維持に努めています。
こう書くと格好良い表現ですが、何か学者が唱える理想論のように思います。
そう思われる方も少なくないと思います。本当にそんなことが出来るの?
実際実現されているんです。そこを探ってみましょう。
つけ加えると、もともとロジスティックスとは、軍事用語の後方支援を意味しています。
戦場へ軍事物資(武器、弾薬、食料、医療品など)を補給することを意味し。日本も戦時は兵站(へいたん)と呼んでいました。