流通システム/物流システム徒然記
セブンイレブンの話を通して多頻度小口配送を記載しました。
昨今の時代は、商品一つ一つを正確に管理出来なければいけないことが分かりました。
セブンイレブンばかり取り上げていますが、他社も比較したくなります。ちょっと調べてみます。
少なくとも関東では、東京都江東区豊洲がコンビニ誕生の第1号と言われています。
私も世間一般論で書いてきました。
しかし、調べると意外とそうでもないことが分かります。
これは宣伝効果を狙ったセブンイレブンの戦略なのかもしれません。
上の写真は、私の自宅界隈のコンビニです。最近は生鮮食品を扱うコンビニも見かるようになりました。
ちょっと年間売上ランキングをネットで調べてみました。(掲載したデータは2006年度分)
店舗数100店舗以下、売上高の100億円以下の値を、大胆にも切り捨てています。
よって、かなり大雑把な値ですが何らかの傾向がつかめるでしょう。
下の表の通り売上高から見れば、セブンイレブンがぶっち切りです。
順位
|
コンビニ名
|
店舗数
|
売上高 (円)
|
1
|
セブンイレブン・ジャパン
|
11700店舗
|
2兆5300億
|
2
|
ローソン
|
8500店舗
|
1兆3800億
|
3
|
ファミリーマート
|
6500店舗
|
1兆600億
|
4
|
サークルKサンクス
|
5100店舗
|
8700億
|
5
|
ミニストップ
|
1600店舗
|
2600億
|
6
|
デイリーヤマザキ
|
1600店舗
|
2100億
|
7
|
am/pmジャパン
|
1000店舗
|
1700億
|
8
|
セイコーマート
|
1000店舗
|
1500億
|
9
|
九九プラス
|
750店舗
|
1400億
|
10
|
ポプラ
|
750店舗
|
1100億
|
どのコンビでも良いなら、自宅からチャリンコで数分のエリアに4~5件のコンビは存在します。
自宅から最寄駅まで出掛けて、あたり一帯くまなく調べれば、確実に30店舗は超えていると思います。
正直、飽和状態です。
まず、一番手っ取り早いコンビニ大手3社の歴史を比較してみます。
大手コンビニの歴史を照らし合わせると全体が見えてきます。
< セブンイレブン > イトーヨーカドー
1973年05月 米国デニーズ社とライセンス契約提携 同年11月デニーズジャパン設立
1973年11月 米国サウスランド社とライセンス契約を締結
1974年05月 第1号店オープン(東京都江東区豊洲)
1975年06月 24時間営業開始(福島県郡山市虎丸店)
< ローソン > ダイエー
1974年12月 ダイエー、米国コンソリデーテッドフーズ社とコンサルティング契約締結
1975年04月 ダイエーローソン設立
1975年06月 ローソン1号店「桜塚店」(大阪府)オープン
1975年09月 フランチャイズ1号店 桃山店オープン
1976年11月 サンチェーン1号店オープン
< ファミリーマート > 西友
1973年09月 実験1号店オープン(埼玉県狭山市)
1975年05月 実験4号店オープン(東京都清瀬市)(今のコンビニエンスストア原点)
1978年03月 西友ストアーファミリーマート事業部発足、店舗数4店舖
1978年08月 フランチャイズ1号店オープン(船橋市24時間営業)
興味深いのは、どこもほぼ同じ年代に1号店をオープンしていることです。
何とファミリーマートは、セブンイレブンより先の1973年9月に実験店として埼玉県に第1号店がオープンしています。
ローソンの1号店オープンは、1975年6月(桜塚店 大阪府豊中市)です。
但し、現在のローソンとは雰囲気の異なる店舗のようですが。
社史を見る限りではセブンイレブンよりファミリーマートが最初に店舗を出しています。
年代だけで考えると、ファミリーマートが日本発なのかもしれません。