物流システム徒然記
前回も触れましたが、EDIには色々な種類があります。
代表的なところで ANSI X.12 や UN/EDIFACT、RosettaNetなどが挙げられます。
ANSI X.12 や UN/EDIFACT をキーワードにしてネット検索してもデータサンプルはなかなか見つかりません。
そうなると余計に実際のデータってどんなものなのか知りたくなります。
これら代表的なデータを数回に分けて紹介します。
ISA*00*EDIDATASAMPLE*00*edidatasample*
01*000706189JAPAN*01*00323458USACAL*
20070301*1345*I*08776*098578*0*P*0034892**^
ST*856*1120^
BSN*00*076829*070301*1022^
HL*1**S^
TD1*CTN90*1***G:24*LB~
TD5*B*3*FLATE*LT^
TD3*TL**05654982^
REF*BM*568303^
REF*PK*04837222^
FOB*CC^
N1*SF*91*H349JDLA03^
N1*ST*92*234987224^
N1*BT*91*465HAL^
HL*2**O^
PRF*PROGRAM***070301^
REF*PK*0674932^
HL*3**T^
LIN**BP*7594*VP*8435940^
SN1**37*EA****^
TD5****X*AD*^
CLD*1*37*CNT90^
REF*LS*SERF0493823**^
CTT*1*37^
SE*22*1150^
GE*1*987^
IEA*1*000000046^
ANSI X.12 サンプルデータ
雰囲気を味わうために適当に作りました。データに整合性は全くありません。
ANSI X.12に関して言えば、データの種類によって番号が割り当てられています。
例えば出荷指示データは、856番(Ship Notice/Manifest)です。
発注データ(Purchase Order)なら850番、在庫照会(Inventory Inquiry)なら846番てな感じです。
「 856番? それがどうしたの? 」と、思われることでしょう。
ごもっとです。例え業界関係者であっても、データ送受信の担当者でもなければどうでも良いことです。
この番号に深い意味はありません。番号によって何のデータかを分類していると考えれば良いだけです。
種類によって言い方が変わってきます。それぞれ3つほど表にしてみます。
ANSI X.12 | |
846 |
Inventory inquiry
|
850 |
Purchase order
|
856 |
Ship notice/Manifest
|
EDIFACT | |
DELJIT |
Shipping schedule(JIT)
|
DESADV |
Ship notice/Manifest
|
ORDERS |
Purchase order
|
RosettaNet | |
3A4 |
Request purchase order
|
3B2 |
Notify of advance shipment
|
4C1 |
Distribute inventor report
|
「 何これ? これがどうしたの? 」 の声が聞こえてきそうです。
う~ん、もう少し突っ込んでみないと、このデータの意味さえも見えてきません。
何のことかさっぱり分かりませんよね。
難解そうですが、意外と簡単なんです。