映画界の巨匠、黒澤明の完璧さは有名だ。
黒澤明を知らない20代でもこんなエピソードを聞いたことがあるはずだ。
撮影のためセットを用意する美術スタッフが、ほんの少ししか映らない空のタンスを用意した。これに気付いたは監督は「なぜ着物が入っていないんだ」とタンスに着物を入れさせた。
他も同様だ。カメラに写らないセットの裏側まで当時の生活用具を再現配置させたんだ。これ当時の美術スタッフの証言で多くの人が知る有名なエピソードだ。

合戦シーンでは軽い鎧では臨場感が生まれないと、実際の重さに近い甲冑を着用させている。
実際の鎧は10~20キロ近くあるとか。2リットルのペットボトル5~10本分になる。その重さで戦を行う。
監督がどこまで本物の重さに近づけたかは知らないけど、ある程度の重さがないと動きにリアルさが生まれない。
ネットで実際の重さを調べたら博物館所蔵の伊達政宗の具足は約22kgのようだ。重いよねぇ。
スティーブ・ジョブズも狂気に近い逸話が沢山あるよね。
天才デザイナー、ジョナサン・アイブとコンビを組んで次々とヒット商品を出した頃、2人は見えないところにもとことん拘った。私がスケルトンPC iMacを最初に見た時「お洒落~」と思ったもんだ。ジョブズ曰く、IBM AT互換機PCにはセクシーさが無かったからね。

プロトタイプを作成するAppleデザイナー(※注)
で、忘れもしない、当時の雑誌を読んでいて思わずの拘りに唸ってしまった名文句がある。
既に当時の雑誌は存在しないけど「ジョナサン・アイブ 日経BP社 2015年初版」に同様な記載がある。

初代iMacは Bondi_Blueの1色で登場する (1998)
ジョブズはiMac製品発表会で、
「すべて半透明だ」
「中が見えるんだ。凄くクールだろう。裏側は他のコンピュータの正面より美しいくらいだ」
「まるでほかの星からきたみたいだ」
「きっといい星だ。いいデザイナーのいる星に違いない」 (ジョナサン・アイブ 186頁)
「裏側は正面より美しいだろ」・・・この言葉だけでも尋常じゃないことが分かるよね 😆
(※注)ジョナサン・アイブ時代のアップルデザインスタジオの動画からの画像。YuoTubeで見ることが出来るよ。

関係ないけど・・・良く聴いた












































