1999年、創業者のジャック・マーはアリババを立ち上げた。ジャック・マーは独特な容姿をしているため、小さな頃から友達にからかわれていた。大人になってもメディアには小妖精や小鬼と呼ばれたりした。
しかし、ジャック・マーの志は大きかった。2014年9月19日 アリババは空前絶後の株式公開で華々しくデビューしたんだ。中国市場の電子商取引の大きさに世界が驚いた。その後、アリババのGoogleへの広告予算は1年で100万ドルになり、中国最大の広告主になった。
2004年のとある日、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの2人の創業者が中国にやってくることになった。そして、ジャック・マーに会いたいと連絡が入った。

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2004年と言えば、GoogleがNASDAQ上場した年だ。まさに破竹の勢いで規模を拡大していた時期だ。
そんな上場して間もなく、会いたいと言ってきた意味は何か?
大きな提携話か?ひょっとして買収話か?
アリババ陣営は、会合の目的を明確に聞かされていなかったので、大きな提携話の期待と買収話が切り出されるのかと戦々恐々とした。

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2004年秋、ジャック・マーとジョー・ツァイ、ポータ・エリスマンの3人が上海に向かい、アリババの他のメンバーらを含め上海のホテルでペイジとブリンが来るのを待っていた。
最初にラリー・ペイジがやってきた。
ジャック・マーらと握手を交わして席に座った。差し障りのない話が始まるが、核心となる話は登場してこない。
そして、ラリー・ペイジがアリババ陣営に向かってこう話した。
「ところで、アリババって何の会社なんですか?」

「えっえっえっ!」
暫くしてセルゲイ・ブリンがやってきた。
「どんな話をしていたの?」と
大きな提携話でもなく、買収話でもなかったんだ。(※)
この会合はアリババ以外の企業とも情報交換をしていたらしく、中国の情報収集にあった。つまり、中国市場に目をつけ、中国での検索表示、中国国内でのサービス進出に関してだ。Googleは世界中の情報を世界中の人々がアクセスできることを目指している。そこに中国政府がどこまで立ち入ってくるかだったんだね。
(※印)アリババ 新潮社、ポーター・エリスマン著、2015年10月発行の116頁より
残念ながら、現在 中国国内でのGoogleのサービスは通常使えない。Googleの多くの主要サービスは制限されている。YouTube、LINE、Instagramなども制限されて利用できないんだ。


















































