「LEAN IN シェリル・サンドバーグ 著 」がある。いきなり一部の内容を記載すると誤解が生じるけど、彼女の片鱗が少しだけ分かる。
サンドバーグは、Googleでadwordsとadsenseに関する大きな功績を遺す。Google在籍時にFacebookのザッカバーグに引き抜かれ、Facebookに移り これまた大きな功績を遺すんだ。
以前、マリッサ・メイヤーを仕事中毒と書いたけど、サンドバーグも似たような感じ。いや!それ以上の気がする。
サンドバーグは、マリッサ・メイヤーより6歳ほど年上だけどGoogleの入社は2年後になる。サンドバーグは2001年にGoogleに入社し、激務をこなすも2004年に妊娠する。この頃のGoogleは、一応3ヶ月の産休があったようだ。男性だらけの成長著しい混沌としたGoogleだから、きっと産休は名だけだったかもしれないけどね。
サンドバーグは産休後の職場復帰したら、自分の仕事があるのか不安になる。常に新しいプロジェクトが発生し、チーム編成され、日々変化している会社だからね。
産休の3ヶ月、同僚(全員男性)が仕事を引継ぎ、彼らが完全遂行すれば、自分の仕事は奪われてしまうんじゃないだろうと思う危機感だ。何となく分かるよね。
上司に相談すると、まずは出産に専念し、仕事のことは一切忘れなさいとなった。
そこでサンドバーグは、「仕事と私生活にしっかり区切りをつけ、3か月の産休を完全にとり、その期間は一切パソコンの電源を入れない!」と同僚らに宣言するんだ 🙂
でも、同僚は誰も信じなかった。
同僚は、出産後にサンドバーグが何日間 メールを見ずにいられるか、カケをする始末だったんだ。
・・・で、結果はどうだったかって?
サンドバーグは、出産の翌日に病院のベッドでパソコンの電源を入れメールを見る 😅
結局、サンドバーグは産休の3ヶ月間、殆ど休みもとらずに自宅で仕事をした。これ、彼女本人が書いた本で言っているんだから間違いない。
いよいよ仕事復帰で出社する日になった。
大好きな仕事に戻れると気持ちは高まったが、自宅を出るとき涙があふれたらしい。
赤ちゃん(息子)がそばにいない!産休中も自宅でずっと仕事をしていたが、出社するとその時間会えなくなるからね。
そこで、朝5時に起きてメールをチェックをし、9時に出社しフルパワーで仕事をする。そして5時半にはオフィスを出て、帰宅後に赤ちゃんと暫しスキンシップし、寝かせてから夜も仕事をする。これをかなり長い期間を続けたらしい・・・と、自ら語っている。日中は家政婦さんは居たと思うが、とても真似が出来ない。
写真と本文は関係ありません
9時~17時の勤務時間は世間的に考えれば普通だが、激務なGoogle社内では 9時~17時は かなり目立つ勤務体系だ。24時間みんな働いているオフィスだからね。
サンドバーグは、ビクビクしながら見つからないように退社する記述があるが、このハードワーカーぶりは凄いよねぇ。とても真似ができないよねぇ。
もう仕事が面白くて仕方がないんだね。大金持ちになる人の多くの共通点って「仕事が好きだ」と公言するところにある。まず、夢中になれる仕事を見つけなきゃ駄目だってことなんだね。でも、なかなかだよねぇ。
ベストセラー「LEAN IN」には、女性の社会進出についてのサンドバーグの見解があれこれ描かれている。
とにかく凄い人物だ。