アップルを創った男としてジョブズは有名だけど、2代目CEOティム・クックを詳しく知る人は世間的には多くない。

Tim Cook
スティーブ・ジョブズが完璧主義で、気難しい性格だったことは多くの人は知っている。ジョブズは自社製品に強い拘りがあり、細部まで拘り続けた。結果、素晴らしい製品を市場に送り出す訳だけど、それは経営幹部がしっかり財務を支えたからだと思う。
ジョブズは自らアップルに誘ったジョン・スカリーに追放されているのは有名。これは、ジョブズとスカリーの経営方針があまりにも違っていたからなんだね。
ジョブズ追放後、ジョン・スカリー、マイケル・スピンドラー、ギルバート・アメリオとアップルのCEOが短期間で交代していく。
アメリオが再びジョブズの復帰を促し、直ぐにジョブズが主導権を得て、次々に洗練された製品(iMac・iPod・iPhoneなど)を誕生させる。ストーリーを追いかけると、まるで映画のような展開が続くんだよね。

Steve Jobs と Jonathan Ive
これは天才デザイナーであるジョナサン・アイブがいたからであり、ジョブズはアイブの才能に惚れ込み、洗練された製品を創ることだけに情熱を注げられた。ジョブズが深く財務を気にしなかったこともあり、経営幹部は冷や冷やしたようだ。

個人的な意見になるけど、ジョブズがアップル全盛期の頃、こんな気難しい人物が、巨大企業をしっかり操縦できていることが不思議だった。強烈な個性だけで 会社は成り立つものなのか?とね。
その後、出版された複数のアップル関連本を読むと、優秀な複数の人物がジョブズをしっかり支えていたんだ。その最たる人物の一人にティム・クックが挙げられる。

Steve Jobs と Tim Cook
最終的に癌を患り、余命少ないことを悟ったジョブズは、信頼するクックに経営を任せることになる。
ちなみに歴史あるマイクロソフトの歴代CEOはたった3人。ビル・ゲイツ、スティーブ・バルマー、サティア・ナデラのたった3人だ。
アップルの場合は、スティーブ・ジョブズ、ティム・クックのたった2名。正確には、アップルは複数のCEOが入れ替わった波乱万丈の時代があったけど、まあそれは除外しようね 🤣
カリスマ創業者が存在し、その創業者を支え、引き継ぐCEO候補の存在が重要なんだね。YahooやTwitterは頻繁にCEOが交代している。歴史を振り返ると、短期間にCEOが何人も交代する企業は良くない結果になっているしね。

Jony Ive 2015年初版 / Tim Cook 2019年初版
【OM関連】139 スケルトンPC iMacの登場
※ Heading image:Steve Jobs’ big apple is a joke.












































