1980年代 日本の半導体メーカーは高品質で厳しい要求に応え、世界を席巻したんだ。東芝、富士通、日立、NECら大型コンピュータを製造出来る企業が中心だったと言っていいかな。確か…当時25年保証なんて馬鹿みたいな要求をクリアする技術だったかなあ。
その頃、日本は高品質を売りに家電分野にも進出した。秋葉原の電気街は日本製のオンパレード。現在も家電量販店に日本製の陳列が多いのは、中国製・韓国製を買わない日本人消費者が多いからだね。私も日本製を選んでしまうからね。
1990年代になると、台湾・韓国・中国勢が勢力を伸ばしてくる。
日本の技術に追いつけないサムスンは型落ち技術の1MBit DRAMを安く販売し、結果的にシェアを大きく伸ばすんだ。日本メーカーは高性能な4MBit DRAMの生産が裏目に出てしまうんだな。最高水準の日本の拘りが邪魔をし、意地を張った結果かな。
今や半導体は、韓国・台湾・アメリカらに奪われてしまった。家電も多機能・重厚過ぎた。海外でそこまで多機能な家電製品は必要なかったんだね。もうトホホだよ。
VHSとベータで世界を席巻したビデオデッキもデジタルシフトに乗り遅れた。世界を席巻したソニーのウォークマンはアップル製品にとって代わったし、ブルーレイは日本国内では認知度はあるけど、世界水準で考えれば普及せずに終わったんだよ。でも、とても良い時代だった。
スマホだって世界的シェアで考えれば、サムスンとアップル。3位以下は中国製だ。日本の大型コンピュータメーカーはPCも積極的に販売するも、今や中国・台湾資本ばかりだしね。日本人は中国・台湾製を買わないから、日本の旧ブランド名で販売しているケースが多いよね。日本国内で見れば、かろうじて日本製は残っている感はあるけど、もはや海外では日本製は陳列さえされていないケースもあるらしい。
オーディオも日本の独壇場だった。秋葉原の大型店舗のオーディオルームに鎮座する高級感あふれる日本製に日本人ながら圧倒されたんだ。現在も日本のオーディオメーカーは残っているものの、海外ブランド製も多く陳列され、当時の面影なんか全くない。
当時、秋葉原を歩くと どこもかしこも電気屋さんだった。大型店舗とショップ店舗、電気パーツだけ販売する店舗さえ多数あった。
今の秋葉原は萌え萌えキュンキュンさ 🤣 まあ、メイド喫茶はかなり下火にだけど。
昨今のニュースで「アニメやおもてなし観光文化に収益の道を図る」・・・当時の日本人が聞いたら、意味不明な言葉だろうな。
当時、外国人が秋葉原電気街に脚を踏みこめば、間違いなく日本製のオンパレードに圧倒されていたはずだ。
「どうだい 日本製は最高なんだぜ」だったんだ。
今はどうかって?
当時と現在を知っているから、日本人として 頑張らなきゃいけないね。勤勉な日本人なら復活のチャンスは必ずあるからね。それまで微力でも一緒に頑張ろうね。私も微力ながら頑張るからね。