景気失速、年末に向けて失業者増加。
「派遣切り」の問題から正社員にも影響が及ぼしそう・・・。
こうまで暗いニュースが市場を駆け抜けると、さらに景気は悪くなってしまう。
流通システム/物流システム徒然記
長々とアパレル系のバーコードに触れ、途中から話がおかしな方向に進みました。
JANバーコードから話を離れて、ITFバーコードについて話を進めます。
CODE39から、NW-7、そしてJANコード、5種類目の4番目のITFコードの紹介です。
説明の都合上、お菓子業界を例にします。特に深い理由はありません。
しいて言えば、お菓子業界はITFバーコードに積極的だからです。
外箱とITFコード
今や小売業は多頻度小口配送が主流です。
注文から納品されるまでをリードタイムと呼びますが、これをいかに短縮するかは物流企業の課題です。
このリードタイムを可能な限り短くすることが、企業内システムの性能評価になってきます。
勿論、そこにはコンピュータが登場して、限界まで効率化されています。(言うは簡単だけどね)
コンビニは最たる例ですが、スーパーも売り場面積を少しでも広くするため、世の流れは在庫を極力持たない方向に向かっています。
商品仕入れは、通常は段ボールが活用されます。
当然のことながら、段ボール(カートン)数と製品入り数を 掛け算して納品個数を確認します。
多頻度小口配送において、運ぶ側も店舗側もゆっくり個数を数える時間が持てません。
在庫チェックは、個数が多いと我々が考える以上に大変な作業になります。
究極はダンボールを見ただけで、その場で判断できれば便利です。
例えば、10個入りの段ボールと12個入りの段ボール2つがあるとします。
明らかに外箱の大きさが異なれば目視で分かりますが、商品1個や2個の違いで段ボールの大きさを そうそう変える訳にはいきません。
この入り数の違いを認識するため、段ボールにバーコードしたものがITFコードです。
実はこれ、一応は 物流の標準バーコードとなっています。
「 でも、段ボールに”30個入り”と大きく書けば分かるんじゃないの?」
「 なるほど・・・確かに 」
でも、システム化を考える場合、やはり自動認識って必要なんです。
デジタルピッキング等、かなりの威力を発揮します。詳細は次回へ。