現在、もう一つの「オープンメディアITブログ」が、ようやくGoogle登場の年代のネタに到達し、20年ちょっと前にGoogleサービスが登場した頃を思い出しながら書いている。Googleが登場する頃になると、ネット戦国時代ど真ん中だ。
僅か6年でGoogleの副社長にまで駆け上がったマリッサ・メイヤーをちょっと語るね。
マリッサ・メイヤーは内気な性格だが、とても頭脳明晰。名だたる複数の有名大学を全て通過し、その中からスタンフォード大学を選ぶ、マッキンゼーに就職内定を貰いながらも1999年 Googleに入るんだ。
この頃のGoogleは社員20名にも満たない会社だった。頭脳集団企業のマッキンゼーに行かず、リスクあるGoogleを何故選んだのか?
メイヤーは、たまたまGoogleの面接を受け、その優秀な頭脳集団に魅了されてしまったんだ。飛びぬけて優秀なメイヤーが [優秀な集団] と思う職場っていったいどんな職場なんだろうね。もう ここまでだけでも凄いよね。
職場は忙しかった。いきなり週100時間働くが仕事は楽しかったから全然 苦にならなかったらしいんだ😅 24歳の女性一人が、男性エンジニアたちに交じって昼も夜中も仕事をした。プログラミングでは勝てないことを悟り、主にGoogleの look and feel なる UI(ユーザーインターフェース)回りを担当する。
Googleはどんどん成長していった。彼女は猛烈に働いた。
徹底した彼女の仕事ぶりが認められ、メンバーからリーダーと徐々に発言権は強くなっていった。
メイヤーの仕事量はすさまじかった。それゆえ多くの優秀な結果を残す。あの爽やかな風貌に似合わず、とにかく超ハードワーカーだったのは米国IT業界では広く知られていたんだ。後になって知るのだが「睡眠は4時間でOK」と言っていたらしい・・・たしかビル・ゲイツも似たようなことを言っていたなあ。必然的に収入は桁外れに大きかった。
主軸の検索エンジンを中心に、Gメール、Googleニュース、Googleマップなどの構築に携わった。我々が使用する使い易い UI は、メイヤーの功績が大きいんだよ。30歳前後のメイヤーは、マスコミに頻繁に登場し、Googleの広告塔になる。
当時 日本のIT系業界ニュースで、Googleの話はラリー・ペイジ と サーゲイ・ブリンばかりが記事に取り上げられ、次にシュミットが番頭役で登場するレベルだった。私にはメイヤーの記事を目にした記憶がない。
この頃の私は、とりあえず現役バリバリだったので、日経の業界専門雑誌を複数購入していたけど、それでも彼女の書かれた記事を見た記憶がなかい。記事はあってもスルーしたかもしれなけどね。
[The Most Powerful Women] にも選出されている
日本では無名だったけど、米国ではテレビや雑誌に出演する超人気者だったんだ。2005年には副社長の座も手に入れる。Googleは世界で最も注目される企業となる。それからの数年がGoogleにおける彼女の絶頂期かな。
日本で言われる働き方改革・・・No残業Day、定時退社、ワークライフバランスとは完全に無縁だ。
メイヤーは「会社と私生活は一緒」とさえ言いきっているんだからね。ホント凄いよ。
権限が強くなると社内に敵は多くなる。社内の軋轢で足元をすくわれることになり、同業企業 Yahoo のCEOになるんだけど、とにかく彼女の働き方は真似ができない。
メイヤーがYahooに就任し、まもなく業務効率化を名目に在宅勤務を廃止するんだ。確かイーロン・マスクもテレワークに異を唱えたよね。是か非かは別として、今やそうした労働環境とも向き合っていかなければいけないんだろうね。
一気に書いてしまった。まだまだ沢山書ける・・・続きは、ITブログのGoogleネタのとき、沢山書きますね ♪