昨今は景気低迷で、新聞・テレビの情報はため息の出る話ばかりです。
店主がため息を一つつく度に、お客は一人逃げていきます。
こんな時こそ、気持ちだけでも元気でいましょう。
100年の一度の歴史的事件に遭遇している・・・滅多に経験できるものじゃありませんからね。とは言っても・・・。はあ~
流通システム/物流システム徒然記
今回はラックと深い関係のあるパレットについて触れます。
パレットもラックと同じように保管に利用され、輸送の際の荷台の役目も合わせ持ちます。
カートン(荷物)がこの台に載せられ、フォークリフトで移動している風景を誰でも見たことがあるでしょう。
(画像) 全日本パレット事業協同組合さん、三甲株式会社さん
もともとパレットは、戦後 国鉄の駅構内の運搬保管時に使われたらしい。
「 こりゃ便利だね 」と言うことでメーカーが利用し世間一般に広がった。
しかし、メーカー各社が自分の都合に合わせて利用している内に、いつのまにかサイズがバラバラになってしまった。
パレットサイズが 会社によってバラバラでは、運搬時に非常に困ります。
そこで、一応JISが定められています。
一貫輸送用の平パレットは、1.1M×1.1Mなんです。ちゃんと標準規格って存在するんですね。
一般的には木製が主流で、誰でも上図を見かけたことはあるはずです。最近はプラスチック製など種類が非常に豊富になってきました。
パレットそのものの詳細を知りたい方は日本パレットレンタル株式会社さんをどうぞ。
もともとパレットは平パレットを意味しますが、この他にシートパレットやボックスパレットなど色々存在します。
ちなみに、シートパレットとはこんなものです。旭コンテナ工業株式会社さん
面白いことに国によってパレットのサイズはバラバラです。そうであっても国としては標準化されています。
昨今は国際化に伴い、モノは世界各地に運ばれます。
国によってパレットの大きさが異なるのも不便と言うことで、世界統一が検討されています。
荷物を出発地から到着地まで、同じパレットに乗せたまま運んで保管することをパレチゼーションなんて呼ばれています。
但し、私が過去に国際的な物流の仕事をしていたときも パレチゼーションなんて言葉を使った記憶は一度もありません。
(所詮、実務に対して一般用語なんて そのレベルです)
国単位のサイズをちょっと調べてみましょう。標準では下記のようになります。
これも言葉で説明するより、イラストや画像を見れば一目瞭然です。
ユーピーアール株式会社さん
ダイニックファクトリーサービス株式会社さん
有限会社 大原製凾さん
参考にさせて頂きました企業の方には深く感謝致します。誠に有難う御座います。