物流システム徒然記
さて、EDIとして一番代表的な入荷予定データと出荷指示データを取り上げました。
勿論、他にも各種データは必要です。
それら最低限必要なデータは、前回の業務流れ図を参照して下さい。
この青い矢印がEDIとしてあれば便利なデータです。
入荷予定データは、入荷した貨物をチェックすることで在庫データ更新します。
同様に、出荷指示データは、出荷する貨物をチェックすることで在庫データを更新します。
結局は、入荷と出荷のやり取りで在庫は増えたり減ったりします。
それを管理するのが在庫管理となります。
仕組みだけ言えば非常に簡単な話ですが、在庫管理が難しいのは実際の荷物とデータ差異が生じることにあります。
現実の世界では それが複雑に関連するので、少しでも管理を怠ると収拾不可能なことになります。
各種データモデル図
企業はITを利用することによって、日々の入出庫管理を徹底させ、更に製品の売れ筋動向を正確に把握するシステムを構築します。
これにより戦略的なビジネス展開が出来るようになります。
これらが徹底されていなければ、現代の勝ち組企業になることは有り得ません。
このあと業務要求をしっかり固め、業務の流れ図を描き今まで話したようなデータ項目を決めます。
システムに必要なデータを格納する貯蔵庫は、データモデリングしてER(Entity Relationship)図を作ってデータベース設計します。
最近はUML手法を用いて進めることが多いのですが、これらの話しはIT専門分野になってしまい、途端に難解なIT話になるので省略します。
さて、まだまだ実務内容を意識した話は進みます。