むかしむかし、海の向こうの国にNASAと言うところがあったとさ。
そこで、ボイジャーと言う無人惑星探索機1号と2号が1977年に打ち上げられたそうな。
そのボイジャーは、木星、土星、天王星、海王星を通過して、30年以上経過した今も遥かなる旅をしているそうな。
1号機は地球から155億キロメートル以上も離れた遥か彼方に位置し、秒速数万Kmの猛スピードで今も旅をしているそうな。
勿論、2号機もコースは違うものの似たような遥かなる旅をしているそうな。
そして今もなお、地球に信号を送り続けているそうな。
どうして遥か彼方から鮮明な写真を送り続けられるのか?
アナログ信号だと地球に届くまでに信号が弱まりノイズも加わり判読不可能になる。
しかし、デジタル信号であれば、例えどんなに信号が微力であっても0と1の解読さえ出来れば復元可能となる。
ましてやチェックデジットが付いていれば、途中の信号が判読不能でも逆算して復活することが可能になる。
ボイジャーの送信方式がどうなっているのか知るはずもないが、チェックデジットと言えるような機能は備わっているはず。
そんな復元解読制御が、言うなればチェックデジットなんなんだな。
(注)過去の記憶から掘り起こして書いているので、正しい内容か定かではありません。当内容を他で引用しても責任を持てません。あしからず。
流通システム/物流システム徒然記
バーコードの話になってからずっと登場しているチェックデジットですが、向上心のある方のために、この機会に簡単な意味をご紹介します。
モジュラス10/3ウェイト方式
チェックデジット(略してCD)とは、誤り制御のことです。
上図の例は、JANコードの例です。
(1) 奇数の桁は3を、偶数の桁は1を掛け、合計を求める
(2) その合計を10で割り、その余りを求める
(3) 余りがゼロの場合は、ゼロがチェックデジット
(4) 余りがゼロでない場合は、10から引いた値がチェックデジット
チェックデジット算出方法には色々な方式があります。上記は、JAN、ITFコードに使用されている方法です。
これを利用すると、全体で文字の読めなかった部分が発生してもお互いの値を逆算し、読めなかった文字を判断することが出来るんです。
実は、データ通信やネットワークの世界ではチェックデジットと言う言葉は良く登場します。
それぞれ算出方法が異なりますが意味的には全く同じものです。
ボイジャーにも、誤り制御があって復元解読出来るでしょう。
そう言えばボイジャーに搭載された知的生命体に贈るゴールドメッセージにも夢とロマンがあります。
しかし、これらの科学って調べれば調べるほど、改めて人間って凄いなあと感心します。ホンマお見事です。
さてさて、どうも理屈ばかりの内容では面白くありません。
趣向を変えて、ちょっと実践のため街に出てみましょう。