g_物流システム徒然記

021 次世代標準になるか?ロゼッタネット

物流システム徒然記

正直、堅い話が続いています。
もっと楽しいネタにしたいのですが、データ送受信の話は避けて通れないからご辛抱下さい。

今度は、最近注目を浴びているロゼッタネットを取り上げます。

ロゼッタネットとは、EDIの標準化推進団体のことです。
日本でもロゼッタネットジャパンが設立されています。

この団体は、コンピュータ関連・電子機器・半導体などの有名大手企業が中心になって、グローバルなSCM推進団体を目指しています。(一応、名目は…)

世界的に有名な企業が団体に加盟して推進しています。
ハイテク企業が名を連ねるだけあって、流行のXMLを利用しているのが特徴です。

XMLの意味を知らない人は、HTMLを拡張したものとでも思って下さい。
「 HTMLの名前が出る以上、インターネットと関係するの? 」と思われるかもしれません。
インターネットに限定しませんが、大体は当たっています。

Rosettanet
RosettaNet PIP Message 抜粋データ(PDF資料サンプルより)

ネット検索すれば、資料は幾らでも見つかります。
ロゼッタネットの(PDF)サンプルです。(上の画像データ)

確かに昨今の流行であるXMLを利用したEDIならメリットが多いかもしれません。
しかし・・・XMLフォーマットは名前の方が先行している気はします。
誤解を恐れず記載すれば、これを活用している多くは超大手企業とそれに関連する会社がメインです。

個人的にはXMLはやや否定的です。
一見データは分かり易いのですが、データ量がやたら大きくなることも理由の一つです。

全体で100のデータ量があったとしたら、実際に使う部分はその1割以下なんてザラです。
データの前後に長ったらしいタグを付加するので、どうしてもデータが増えてしまうんです。

上の画像の固定文字のサンプルデータで例えれば、データ部分は、
Add、1.2、Cover345、DUNS Number、Ebicyan、20081015Z
たったこれだけ! 長々と定義してもこれだけなんです。

個人的にはXMLなるEDIが浸透するのは、まだまだ先のことでしょう。(浸透しないかもしれません…)
実際にXMLによるデータ送受信の経験はありますが、若干話題に流されている感はあります。

ピックアップ記事

  1. 069 アイドルのライブ!
  2. 根知の花嫁(手作り結婚式)
  3. マイクロソフトオフィスのオフィス
  4. ボーと生きるなよ!
  5. 011 鉄腕アトム と どらえもん

関連記事

  1. g_物流システム徒然記

    127 在庫管理の失敗で会社が吸収

    流通システム/物流システム徒然記コンパック社は1982年に設立…

  2. g_物流システム徒然記

    081 棚管理(ロケーション管理)

    日本列島が冷え冷え! ついでに景気低迷で財布の中身も冷え冷え!…

  3. g_物流システム徒然記

    121 在庫管理シュミレーション

    流通システム/物流システム徒然記ちょっと一風変わった感じで進め…

  4. g_物流システム徒然記

    050 各社の売り上げは? (コンビニ16)

    流通システム/物流システム徒然記セブンイレブンの話を通して多頻…

  5. g_物流システム徒然記

    040 商品を補充しない理由 (コンビニ08)

    流通システム/物流システム徒然記そんなこんなので、儲けのないコ…

  6. g_物流システム徒然記

    035 とても厳しい契約条件 (コンビニ03)

    コンビニをテーマにしている関係上、自分の住まいから自転車で動ける半径2…

OMかっちゃん徒然ブログ

かっちゃんITブログ(業界特化編)

スタートアップ

無作為抽出

OMビジネス記事

業界ウンチク記事

ピックアップ

PAGE TOP