物流システム徒然記
正直、堅い話が続いています。
もっと楽しいネタにしたいのですが、データ送受信の話は避けて通れないからご辛抱下さい。
今度は、最近注目を浴びているロゼッタネットを取り上げます。
ロゼッタネットとは、EDIの標準化推進団体のことです。
日本でもロゼッタネットジャパンが設立されています。
この団体は、コンピュータ関連・電子機器・半導体などの有名大手企業が中心になって、グローバルなSCM推進団体を目指しています。(一応、名目は…)
世界的に有名な企業が団体に加盟して推進しています。
ハイテク企業が名を連ねるだけあって、流行のXMLを利用しているのが特徴です。
XMLの意味を知らない人は、HTMLを拡張したものとでも思って下さい。
「 HTMLの名前が出る以上、インターネットと関係するの? 」と思われるかもしれません。
インターネットに限定しませんが、大体は当たっています。
RosettaNet PIP Message 抜粋データ(PDF資料サンプルより)
ネット検索すれば、資料は幾らでも見つかります。
ロゼッタネットの(PDF)サンプルです。(上の画像データ)
確かに昨今の流行であるXMLを利用したEDIならメリットが多いかもしれません。
しかし・・・XMLフォーマットは名前の方が先行している気はします。
誤解を恐れず記載すれば、これを活用している多くは超大手企業とそれに関連する会社がメインです。
個人的にはXMLはやや否定的です。
一見データは分かり易いのですが、データ量がやたら大きくなることも理由の一つです。
全体で100のデータ量があったとしたら、実際に使う部分はその1割以下なんてザラです。
データの前後に長ったらしいタグを付加するので、どうしてもデータが増えてしまうんです。
上の画像の固定文字のサンプルデータで例えれば、データ部分は、
Add、1.2、Cover345、DUNS Number、Ebicyan、20081015Z
たったこれだけ! 長々と定義してもこれだけなんです。
個人的にはXMLなるEDIが浸透するのは、まだまだ先のことでしょう。(浸透しないかもしれません…)
実際にXMLによるデータ送受信の経験はありますが、若干話題に流されている感はあります。