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自動車業界の景気対策の一環として施行されているエコカー減税ですが、確かに話題となっています。
しかし、こんどは中古車業界がそのあおりを受けているとか・・・あっちを立てればこっちが立たず、本当に世の中難しいものです。
流通システム/物流システム徒然記
納品書と受領書の前回の続きです。
前回、統一伝票なる用語が登場しましたが、統一伝票とはサイズやフォーマットを統一することによって各業界の事務処理の効率を目指しています。
仕入れ伝票、受領書、納品書などが複数枚複写になっています。手書き用とかコンピュータ印字用とか、段数や形式の異なる色々な種類があります。
されど、コンピュータが主流となった昨今、果たして統一伝票はどこまで意味があるか少々疑問も感じます。
統一伝票の一例(上から家電業界、百貨店業界、菓子業界)
上の画像は、上から順番に家電業界統一伝票(E様式)、百貨店統一伝票(買取様式)、菓子統一伝票の具体的伝票。いづれも複数枚の複写式になっています。
上のサンプルに載っていませんが、例えばチェーンストア統一伝票は5枚複写で(1枚目-仕入伝票1、2枚目-仕入伝票2、3枚目-仕入伝票3、4枚目-物品受領書、5枚目-納品書(控))なんて感じです。
何故、統一伝票があるのかと言えば、百貨店統一伝票なら百貨店とそこに出入りする納入業者間に使用する伝票になります。
確かな答えは知りませんが、納入業者毎に伝票がバラバラだと何かと不便なので統一したとか聞きます。
分かり易く記載すれば、チェーンストア統一伝票なら、イトーヨーカード、ダイエー、ジャスコ・・・などに出入りする業者、百貨店統一伝票なら、阪神百貨店、三越・・・などに出入りする業者が利用するとでもなるでしょうか。(実際に使っているかは、かなり微妙です)
業界が異なれば、必然的にその業界用の統一伝票となります。
物流センターは色々な業界を取り扱うので、いろんな伝票を取り揃えてます。
まあ、個人的には家電業界統一伝票や百貨店統一伝票がなじみが深いです。
家電業界統一伝票(E様式)は、ネバ伝と呼ばれ、かっては広く浸透していました。(※注)
(※注)日本電気大型店協会(NEBA)は2005年8月に解散しています。
ここ数年 家電量販店も厳しい状況下で、正直なところ使命が終了したって感じです。
ちょっと残念ですが、NEBAさんの残してきた数々の功績に敬意を称します。
NEBA:Nippon Electric Big-stores Association
NEBAの解散の記事1
NEBAの解散の記事2
NEBAの解散の記事3
統一伝票は検索すれば幾らでも見つかります・・・
統一伝票の参考資料1
統一伝票の参考資料2
統一伝票の参考資料3