冬ですなあ。クリスマスシーズンですなあ。
大晦日も目前ですなあ。・・・でも私には関係ないですなあ。
流通システム/物流システム徒然記
前回 CODE128について少しだけ触れました。
CODE128は、3本の黒バーと3本の白バー(空白)の6本で1文字を表現します。
前回記載したように、CODE-A、CODE-B、CODE-C の3種類があって、どれを使うかによってそれぞれ文字の持ち方が変わってきます。
とは言え、CODE128の決まりごと自体に触れても意味がありません。
所詮、バーコードの約束事を記載するだけのこと。
それよりもEAN128(イアンいちにぱっ)に触れるべきだと思います。
EAN128は、バーコードそのものはCODE128を使いますが、CODE128を標準化し、全世界で利用できるようにしたものです。
即ち、このバーコードを利用して、ビジネスにどう利用するかを知る方が重要です。
例えばコンビニのPOSシステムは、これまで何度も触れてきたJANコードを使っています。
コンビニは24時間営業しているため公共料金の支払いは便利です。
実はコンビニの公共料金の払い込み通知書は、数年前はJANコードでバーコード化されていました。
JANコードの特性上、1段に収まりきれず3段や4段だったんです。
これではバーコードを読み取るお店も面倒だし読み取りミスが発生します。何と言っても必要以上に用紙にスペースを必要とします。
このためバーコードを1段にする試みが開始されました。2002年7月頃から始まって2006年7月頃には完全に1段のバーコードに全国統一されたはずです…。そのバーコードがEAN128です。
もし、公共料金の支払い通知書等で支払っている人は確認してみて下さい。
バーコードは1段になっているはずです。それも前回の(01)のような表記が含まれるバーコードです。
今だ2段3段になっていたらコメント下さい。
EAN128は公共料金の支払いバーコードに限らず、実は日本国内医療業界で多用されています。
更には日本チェーンストア協会や百貨店協会を中心に流通業界、冷凍・チルド食品を中心に食品加工業界、サービス産業そして物流・倉庫業界などに及びます。
そうなるとJANコード同様、単なるバーコードの説明で済まなくなってきます。
細かく説明し始めると、前回のJANコード同様時間を要します。
どうしようか・・・。