不景気全開真っ只なかで戦々恐々状態です。(笑)
流通システム/物流システム徒然記
前回の続きです。
まず最初に基本的な流れを説明します。
写真は株式会社リリーフさんよりお借りしました。
A 出荷指示データ
「 ○○会社さんに△△製品を30個、届けて下さい 」のデータです。
一般にEDIデータとして担当者デスクに届きます。
EDIデータはエクセルデータで構いません。要は何を出荷したいかが分かれば良いだけです。
データ送受信はVANとかFTP経由も考えられますが、低コストで導入出来る電子メールにエクセルを添付する方法で十分です。(今となっては殆どコストはゼロに近いです)
データの送り側は、取引会社(メーカーや商社や卸)など発注依頼する会社であり、受け側は倉庫業者や運送業者になります。
B データチェック
受け取ったデータを確認します。
コンピュータなら殆ど自動チェックになります。
出荷指示データの項目は、別項目で触れます。
C 在庫引き当て
データを元にして在庫データを引き当てします。
ここで引き当て方法がポイントになりますが、通常は先入れ先出し方式です。
FIFO(first-in first-out)とも言われ、ファイフォとかフィフォなんて略して言う人もみかけます。
後入れ先出しもありますが通常見かけません。古い製品ほど早く出荷したいのは人情です。
勿論、引き当て方法で在庫管理評価は大きく変わります。
D ピッキングリスト
引き当てが済んだら どの製品をピック(摘み取り)するかの指示書であるピッキングリスト(ピックリスト)を出力します。
ピッキングリスト と ピック方法については、後で実際にご紹介します。
ここで作業効率を大きく高めるのがバーコードになります。1次元や2次元バーコードが利用されます。
流れの基本はいたって簡単ですね。