物流システム徒然記
前回の話は、「 SCMとは企業間同士の連鎖 」だと記載しました。
SCMとは製品を取り扱う取引企業間同士が協力し合わなければ成立しないことを意味し、
もっとストレートに記載すれば、前回の表題の『在庫削減の成功は取引先との協力しだい』ってことになる訳です。
ちょっと賑やか過ぎる画像になってしまいました・・・まあ、これもよし
それにはまず、自分の会社の取り扱う製品と自分の会社の仕組みを正しく理解しましょう。
何をするにしても、自分の会社の仕組みを正しく把握しないと駄目です。
前回の繰り返しになりますが、
この製品を1個作るにはどの原材料がどれだけ必要で、
それらを確保するには何日前のいつまでに発注をかければよいか。等を把握します。
供給側には、オーダーを何日のいつまでに貰えば何日後の何時までに出荷可能である。
この位まで明確化しないといけません。
当然、これ以外の細かなルールは必要ですが、早い話このような明確な企業間の取り決めを行います。
「 そんな、細かい時間まで必要なの? 」
確かにカンと経験で行っている会社も多いかもしれません。
しかし、じっくり社内で業務の流れを見直し、ワークフローを作成すれば、結構出来るものです。
SCMは、お互いの会社が信頼関係を持てないと成立しません。
取引会社とは、利益もリスクも一心同体になります。
昨今のビジネスは、SCMに対応していないコンピュータ化の遅れた中小企業は取引会社から外されます。
SCMの知識は、どんな小さな店舗経営者もしっかり知っておくべき知識です。