g_物流システム徒然記

016 物流標準EDIを例にすると

どうも昨年暮れから気苦労が続きます。
この5月の半月だけでも、今年も喪中になるやら、仕事上でトラブル発生、身内が緊急入院して手術、昨日の夜中に娘が腹痛で救急車のお世話に・・・。ほぼ連続です。
10年間分が一気に集中してやって来たような感じです。

でも、めげません。これだけ気苦労が出揃ったら後は、もう良いことしか来ないでしょう。

物流システム徒然記

EDIなる内容を続けていますが、この手を一般ブログで細かく記載する必要があるのか?
はなはだ疑問ですが、もう少しお付き合い下さい。

EDIと言えばまず、銀行業界の「全銀手順」、流通業界の「JCA手順」などが頭に浮かびます。
古き時代、と言っても20~30年程度ですが、従来EDIシステムを構築するには専用線と汎用機が不可欠でした。
しかし、今やPCとインターネットの普及に伴ない、安価かつ手軽にEDIは導入できるようになりました。
インターネットを利用する場合、文字通りWeb EDIと呼びます。
時代は大きく変わっていますが過程があるから今があります。
よって古い情報にも触れます。

国内統一物流EDI標準にJTRN(ジェートラン)があります。
あらかじめ、コード番号(タグ番号)と項目名(エレメント名)が割り当てられています。

入荷予定情報とか出荷依頼情報などあらかじめ幾つも情報定義が決まっています。

実際のJTRNの出荷依頼情報の定義
実際のJTRNの出荷依頼情報の定義

上の表は、日本ロジスティックスシステム協会さんの資料の抜粋です。詳細はこちらを参照して下さい。

非常に細かく多くの項目が網羅されているのが分かります。本当に細かいです。
企業側は必要な項目だけ抜き取って自社用に定義すれば良い訳です。
「 この項目は要る要らない 」 そんな感じで項目を決めます。

しかし、網羅されている項目が多すぎて殆ど多くの項目を捨てることになります。
よって、JTRNを利用しなくても企業間が必要項目を取り決めれば済む話なので、果たして多くの企業が十分活用しているのかは個人的に疑問です。

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