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流通システム/物流システム徒然記
ここで、ちょっと色々なピッキング方式をご紹介します。
既に事例として稼動しているピッキングシステムです。
あらかじめラック棚にデジタル表示器を設置し、出荷対象の貨物を表示させます。
これがデジタルピッキング方式の原点ですね。
詳しくは京栄ニチユさんのデジタルピッキングの説明が参考になります。
現場作業者はその表示に従って製品をピックアップし、コンベヤで集約場まで運ばれるシステムは既に当たり前に実現されています。
棚番号、対象製品、数量等を現場作業者のカート台車に出荷指示データを送信し、その指示に従ってピックアップする方式もあります。
ダイフクさんの台車式ピッキング、西部電機さんの摘み取り型と種蒔き型、トーヨーカネツ ソリューションズさんの導入・改善事例などの幾らでも紹介事例は出てきます。
勿論、これらはピック時に誤ってピックしないようなチェック機能が施されています。
多頻度少量小口配送が主流な方式に威力を発揮します。
この他、いろいろな仕組みがあります。
ピッキングシステムに深く関わる最新倉庫施設など沢山の事例が検索出来ます。
例えば、岡村製作所さんの物流倉庫写真を見るだけでも良い刺激となります。
たかが物流と軽く考えられなくなってきます。
村田機械さんのサイトにも色々なピッキングシステムが挙げられています。ピッキングロボットまで存在してます。
同様に石川島播磨重工業さんの倉庫内写真を見るだけでも勉強になります。
何だか写真を見ているだけで現場の雰囲気が伝わってきます。
受注から商品到着までのリードタイムの短縮を要求される現在、企業はこれら機器を活用して作業効率化を狙っています。
この他にも無数の参考サイトがあります。
ダイフクさんの仕分け・ピッキング設備 、住友重機械工業さんのピッキングシステム、自動仕分けシステム、同じサイトの自動倉庫システムなどなど・・・画像を眺めるだけで、昨今の進んだシステムを垣間見れます。
まさしく、たかが物流されど物流です。
これらのサイトと当ブログは全く関係ありません。真面目な倉庫内物流情報として勝手に紹介しています。
企業の方々に厚くお礼申し上げます。有難う御座います。
しかし、このような ちょっと進んだシステムは導入コストがかかります。
小規模零細企業なら尻込みしてしまう内容です。
そもそも、一般的なピッキングシステムとは・・・。
(a)ピッキングリストを参考に、所定のロケーション(棚)に行って、(b)棚に貼ってあるバーコードとピッキングリストのバーコードをスキャンする。
そして、(c)必要な商品(カートンなど)をスキャンする。
所詮、ピッキングはこの仕組みの応用(効率化)されただけに過ぎません。
進んだ企業の物流倉庫であっても、大なり小なりこの応用系です。