今回の写真は5月連休に近場に出掛けたときにスマホで撮った写真。もう今年だけでも10回は来ている。芝生に越を下ろし、ちょっと物思いにふけった。ここがどこかって?これでも東京都内だ。
自分が20代前半の頃、「社長っていいよなあ~」と何度も思ったもんだ。新入社員の頃は社長が何をしているのかまるで知らなかったからだ。
今になって言える、職制が上に行けば行くほど仕事が増えるってことを。更に経営層になると別の意味の仕事がどんどん増える。そしてその責任は重くなる。
立場的にも他の社長とお会いすることは少なくない。殆ど全ての社長は売り上げをさらに伸ばすことを常に考えている。勿論、顧客視点に立ったサービス提供であることが必須だ。
経営難の恐怖や あわや倒産が脳裏に走った社長のビジネス書籍をよく見かける。恐らく社長って言われる人なら全員大なり小なり経験しているはずだ。
融資を受ける場合、連帯保証人に社長自らの名前を必ず記載する。仕事が順調な時は良いが上手くいかないときは悲惨だ。
私は休日は比較的くつろいでいるが、仕事を忘れて思い切り休日をエンジョイしたことはここ数年殆どない。休日でも仕事をすることは多い。スタッフの顔を思い浮かべることも頻繁にある。スタッフの給与を上げるためにいかに受注を多くするかを思案するわけだ。ある段階に来た会社ならどこの社長も似たり寄ったり考えるだろう。
イトーヨーカ堂の伊藤名誉会長が社長の頃、幹部に対して細かい事にまで口を出したらしい。ユニクロの柳井会長もそうだ。最近2冊の書籍を出版された日本電産 永守会長も部下に厳しく指摘することを自らの書籍に記している。永守会長の書籍内容は若い世代には時代錯誤と反論が出るかもしれないが、昭和世代の私には非常に勇気を頂けた内容だった。中小企業とたいして変わらないなあと思った。創業当初は小さく小さくスタートしている。
マイクロソフトのビル・ゲイツでさえ 現役時代いつも危機感を抱いていたことは有名な話だ。逆に常に危機感を持っていたからこそ会社を大きく出来たのだろう。危機意識は成功への重要な要素だ。
本格的なデジタル社会、コロナによるテレワークの定着、週休3日制の是非、時代は大きくスタイルを変えていく転換期のようだ。コロナが収束する頃には劇的に働き方は変わるかもしれない。どこの会社も理想を追いかけ、ここ暫く試行錯誤を繰り返しながら働き方が変化していく気がする。
昭和世代どまん中の私には、昨今 戸惑うワーキングスタイルになってきている。IT系の私でこうなんだからデジタルに疎い社長なら戸惑うこと間違いない。困ったもんだよ本当に。
と、こんな景色を前に思い浮かべる日だった。