流通システム/物流システム徒然記
ここ暫くに渡って、ピッキングについてあれこれ触れています。
しかし、いかに効率よいロケーション配置を論じても所詮ピッキングリストを見ながらピックすることに変わりはありません。
今回はもう少し便利な方式となるデジタルピッキングに触れます。
とは言え、今更珍しい話でも何でもありません。
OM式デジタルピッキングシステム
デジタルピッキングシステムの代表的な例は、ピック指示データをコンピュータが読み取ってデジタル電光表示するシステムです。
作業員は電光表示されたロケーションに行って表示数量分ピックするだけです。
ピックしたらボタンを押せば完了です。作業者は何の知識も不要です。
ボタンを押すことでシステムは在庫を正しく自動計上します。
考えることもなくリストを見ながら探すこともなく、これなら2日酔いでも作業は出来るでしょう。
ピックミスが減り信頼性は高くなり、誰でも出来り作業になってしまいます。
「 こんな単純作業を繰り返していて良いのか 」 と、つい思ってしまうかもしれません。
更にデジタルピッキング方式を押し進めて、傾斜式流動棚である 浅香工業さんのサイト に見られるようにケースフローラックとコンベアを連携させて自動化を図ることも可能です。
お金を出せば便利なシステムは幾らでもあるので、ここまでくれば対費用効果の問題です。
イメージ 石川島播磨重工業さんのサイトのデジタルピッキングより
これをさらに発展させた音声応答ピッキングシステムもあります。
名付けてダンシングピッキングシステムです。