こちらの全写真は、11月の夕方 原宿表参道に出かけた時の、表参道のイルミネーション風景。たま~にしか行かないから、お洒落な街並みを撮ってみた。おっ洒落~♪
何ヶ月前だろうか、電車のドアの広告に「条件は、今よりいい会社。以上!」なる転職サイトの広告を見かけることが何度もあった。
若い人に、「今より条件のいい会社が沢山ありますよ」と転職を煽っているんだろうか。とてもがっかりする内容だ。こんな安っぽいキャッチコピーをどこの広告代理店が考えたんだろう。更にこんな残念なキャッチコピーを採用した転職サイトの会社担当者にもがっかりする。
恐らく20代、30代の若い人向けのキャッチコピーなんだろうけど、「それで良いのか?」と思ってしまう。条件の良い会社とは何だ? 給料か高いことか? 残業がないことか? 福利厚生のしっかりした休みの多い会社か? 名の知れた大企業か? 転勤のない会社か?
恐らくそうしたことを全部ひっくるめて、今より条件が良い会社を指しているんだろう…。広告代理店からは、このキャッチコピーに関して弁解じみた回答はあるのだと思う。そうであっても「以上!」と言い切る手法はとても傲慢だ。
そういうことじゃないだろう! まず給料の高さより、自分の将来につながる 自分を向上させる やりがいのある仕事だろ。スキルやキャリアを磨くことが優先事項だろう と…思うのは私が古いからか。
昨今は売り手市場、20代、30代なんぞ、その気になれば条件の良い会社は見つかるだろう。
他にもキャッチコピーは曖昧だが、「お話を伺って、カウンセラーがあえて転職をお勧めしない場合もあります」なんて旨のキャッチコピーを掲げていたどこかの転職サイトの電車の広告もあった。
「何だこの広告? 当たり前だろう」と思って、この内容にもがっかりした。経営をよく知らない広告代理店のスタッフが考えるフレーズだと思う。
2年程前に遡るが、とてもレベルの高い大学新卒者からの転職の応募があった。何故こんな人が?と思ったし、直ぐに会って話を伺った。
要は一流企業に入ったまでは良いが、配属された仕事に馴染めず一時の迷いからの応募だと分かった。
性格も良く吸収力も非常に高いと思われる若者だ。仲間になって欲しいに決まっている。
しかし、本人のためにも「今の会社を続けた方がいいですよ。どうしても嫌だったら、再度ご連絡下さい。喜んで仲間になって貰いますから」と告げた。こんなこと当事者を思えば当たり前の回答だ。先ほどのキャッチコピーのように強調するようなことでもない。
応募者に会社の良いこと並べて引っ張ることも出来なくもなかったが、本人のためを思えば先ほどのコメントが最も正しい対応だと思う。
その後、数回メールのやり取りを行った。まさに人生相談みたいなもんだ。
『有難うございます。気持ちが落ち着きました。もう少し頑張ってみます。改めてご連絡します…』で、いつのまにか連絡がなくなった。恐らく悩みが吹っ切れ、今の職場で頑張っていると思う。と、思いたい。
実は、これに関しては私も非常に似た経験がある。あまりの過酷な残業の日々に嫌気がさし、新卒2年目の会社在籍時にコンピュータ業界と全く関係ない会社の面接をしたこともある。そこで、自分のコンピュータスキルが非常に価値があることを逆に悟り、そこから今日までコンピュータ業界に在籍している。
そんなもんさ。若い時こそたくさん悩みましょう!自分の悩みがさしたる悩みでなかったことは数十年後に分かる。
この街と私は完全に場違いだが、滅多に来ることもないし、こうした刺激も悪くない。銀座も凄いが原宿も全然負けていない。但し、年齢的に落ち着ける銀座の方が好きだ。しかし、凄いなあ。
このことは何度も人に語っているが、後日 自分の別のブログに詳細に記載している。いかに人生のきっかけは些細なことだと分かる。
この業界でいく(#2/2)