物流システム徒然記
前回は、コンピュータによる情報交換はEDIを使用することを記載しました。
このEDIを利用する場合、VAN型の全銀手順、JCA手順のCIIやEDIFACTといった標準メッセージを利用した方式から最近流行のWeb型があります。
RosettaNet(ロゼッタネット)やebXMLに代表されるXML型なども最近の話題です。
ひと昔はJCA手順/全銀手順などは企業の定番でした。
しかし、導入と維持コストが高くて中小企業が手を出すことは出来ませんでした。
昨今のEDIは、PCの圧倒的な高性能と低価格、更にインターネットの普及によって、安価なWeb-EDIやXML-EDIに移行しています。
しかし、全然難しく考える必要はないんです。
今までFAXや電話で行っていた情報を電子データに変えただけです。
あらかじめフォーマットを決めておいて、その決められた手順でデータを並べて情報のやり取りをするだけのことです。
極端に言えば、ルールを決めて順番通りに項目を並べたエクセルファイルを送受信すれば、それもEDIの一種です。
但し、エクセルデータのやり取りだけなら、あまりEDIと呼ばないようです。
最近のシステムは賢くて、メール添付でエクセルを送った場合、自動的にエクセル添付データだけを抜き取ってデータベースに格納することも可能です。
ついでに言えば、規則正しく書かれたPDFファイルもデータベースに格納できます。
『えっ?PDFも自動的に読み取れるの?』
「 もともとPDFファイルはキャラクタ文字を埋め込んでいるので、読み取れるんですね 」
これならエクセルファイルを直接PDF化したInvoiceデータ等もデータとして読み取ることが可能です。
勿論、紙をスキャンしてPDF化したものは、画像になっているので駄目ですよ。
まあ、人間が「 これ出来たらいいなあー 」と考えることは大抵出来るんです。
ホント凄い時代です。