不況の時代でも、絶好調の企業はあります。
例えばアパレルメーカー、海外で製造した原価100円の製品を日本で何倍にも価格を上げて販売する戦略。
それでも日本では低価格な値段だから、当然売れる。
しかし、国内アパレルメーカーにしてみればたまったもんじゃない。売れなければ生き残れない。
ソフトウェア業界も同じこと。中国、インドに開発を依頼すれば、開発費は半分どころか3分の1で済んでしまう。
1ヶ月100万円かかる技術者が、30万円程度で済むなら開発拠点は当然シフトする。
そうなると日本の開発技術者(主にプログラミング技術者)は溢れてしまう。
他の業種も似たようなもの、世界がグローバル化すれば安いところで生産してそれを日本で販売する。
グローバル化すればするほど、国内産業は苦しみ仕事にありつけない人が増える。
流通システム/物流システム徒然記
前回に説明したように、実際の在庫管理ソフトを例にとって説明します。
どうせ例にするなら数千万円もするような本格的な在庫管理ソフトを参考にします。
今までの項目になかったロットや保管場所(ロケーション)の項目を加えて話を進めます。
(1) 在庫マスタ(製品単位)
これは今まで登場した在庫データを製品単位の角度で表示したものです。
データはいろいろな角度で表示可能です。
どんなものがあるのか、代表的なものを取り上げてみます。
(2) 在庫マスタ(ロケーション別製品別)
(3) 在庫マスタ(ロケーション別)
(4) 在庫マスタ(ロット別)
(5) 在庫マスタ(ロット別ロケーション別)
これらは、どれも同じデータを単に見る角度を変えただけです。
説明の都合上ややこしくなるので、引当てが一切ない状態としています。
このようにデータさえ蓄積されれば、色々な角度に照会が可能です。これがコンピュータを導入する最大の利点の一つです。
ちょっと、それぞれデータの特徴を眺めて下さい。
コンピュータでデータ化しなければ、とてもこんな芸当は出来ません。更にグラフ化すれば未来予測さえ出来てしまいます。
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しかし、これまで製品番号CV-NX30とCV-DY22の2種類しか登場していません。
現実世界であれば2種類ってことは有り得ません。