流通システム/物流システム徒然記
さて、1次元バーコードの最後としてコード128が登場します。
これで我々が知って得する1次元バーコードを制覇した感じになります。
このバーコードは、従来のJANコードの情報だけでなく有効期限やロット番号などを一度に表すことが出来ます。
数字、アルファベット(大文字/小文字)は勿論、パソコンのキーボードにある記号、さらに[NUL]、[SOH]、[CR]等の制御コードも使用できます。
「 制御コードって何?」
「 制御コードって、パソコンを制御するコードのことさ 」
「 えっ、そんな説明じゃ全然意味不明だ… 」
「 例えば文字を改行する場合、Carriage Returnの意味で[CR]文字が付加されるんだ。
この記号がないと、改行されず だらだら文字が続くんだ 」
「 へえ~ 」
CODE128は CODE-A CODE-B CODE-C の3種類があって、どれを使うかによってそれぞれ文字の持ち方が少し異なってきます。
特徴を簡単に列記しましょう。
・CODE-A
英小文字が利用できないが、パソコンのキーボードの特殊文字や制御記号全て使える。
勿論、漢字は駄目だが、キーボードで打てる殆ど全ての文字が利用できる。
・CODE-B
特殊文字や制御記号が使えない代わりに英小文字が利用できる。
・CODE-C
英文字や特殊文字など一切利用できないが、その代わりに1つのシンボルバーに2文字分埋め込んでバーコードを短くできる。
・・・などなど色々特徴がありますが、そんなことより もっと大切な内容を徒然に記載します。
CODE128は単なるバーコードの規格の名前で、有効期限やロット番号などを一度に表すことが出来る特性から、この規格を利用したバーコードEAN128(=イアンいちにぱっ)が様々な業界で使用されます。
そんな訳でEAN128のバーコードを作りながら、実際に話を進めます。