流通システム/物流システム徒然記
実際に定量発注方式を前提として製品マスタにデータを登録します。
いきなり定量発注方式と言っても意味が分からないかもしれませんが、在庫管理の方法に定量発注点方式と定期発注点方式があります。
それぞれには長所と短所がありますが、ひとまず定量発注方式で進めます。
定量発注方式とは あらかじめ決めておいた一定量(発注点)より在庫が減ったら製品を補充する方式です。
まず、注文から実際に製品が手元に届くまでの日数(リードタイム)を製品毎に調べます。
発注点や安全在庫は難解なので、ひとまず今回は内容に触れません。
「 安全在庫ってどういう意味?」と、いろいろ意味不明な文面が出てきますが少々お待ち下さい。この話を突き進めると、標準偏差/正規分布なる言葉が出てきますが、難しい話は一切触れません。
ともあれ、大雑把に理解するために簡単明瞭に記載します。
(1) 製品を注文して手に入るまでの日数を10日とします。これを調達期間(リードタイム)と呼びます。
(2) 調達するまでの10日間にも在庫は減ります。
(3) 在庫が無くならないように安全な在庫数を考慮します。
(4) これらを考慮した上での発注すべき点(発注点)を決めます。
これを取扱い製品毎に数値を決めます。
但し、在庫コストが気にならない製品であれば,面倒な発注点を計算する必要さえないでしょう。
常にこの数字を把握します。
最初は大よその数字でOKです。
大よその数字・・・当ブログの基本テーマとするSCMと大きく矛盾しますが、最初の第一歩はこんなもんです。
あとは勘と経験と勇気で基準発注数/発注点/安全在庫数を自分自身で設定します。
最初は大よその数値=安全在庫を少し多めに見積もった数値を少しずつ安全在庫を適正な数量に近づけて行きましょう。
最初のイラストは規則正しく在庫が減っているイメージですが、実際は規則正しく在庫が減ることなんて有り得ないのでイラストを少し変更しました。
詳細は別途!