社会人になってコンピュータ開発関係だけに従事してきた。
開発現場が銀行だったり、製造業(工場)だったり、信販会社だったり、大規模物流システムの倉庫だったりで、その企業の俗に言う情報システム部に数年間通っている。企業の中枢部署であるため、その業界に長く在籍していた錯覚さえある。
いづれもシステムに関係する作業で、ディスプレイ画面に向かっての仕事を40年経験してきた。

かっての朝の通勤電車には、日経新聞を読むビジネスマンは普通に見かけた。若い女性が日経新聞を読んでいる姿を見たことさえある。
朝の電車内は日経新聞、夕方は柔らかい内容のスポーツ新聞・・・そんな時代が長く続いた。
今の私は、通勤電車に乗り込むと付箋だらけの本をカバンから取り出して読みだす。電車の中はとても集中できる最高の空間なんだ。
但し、電車遅延が発生すると繰り返される電車のアナウンスがとても邪魔になる。「集中できない!同じアナウンスやめてくれ~!」と心の中で叫ぶ。

今や新聞を読んでいる人は皆無だ。本を読んでいる人なら僅かばかりいるし、私もその一人でもある。いつも厚めの本を100%立って読んでいる。
そこでいつも思う。
「コンピュータの仕事をしているくせに本を手放せないなんて、俺って古い時代の人間だなあ」と。
ビジネス書や自己啓発本、専門書籍は紙の本じゃないと頭に入らないから駄目なんだ。本なら自由にメモが出来るし、付箋をあちこち貼れるし、パラパラ本を行ったり戻ったり自由に出来る、この便利さは手放せない。iPadは持ってはいるが、多くは漫画だ😆 本も購入するが結局 紙の本を買い直した経験さえある。
ちなみにiPadで購入した漫画は数百冊に及ぶ。古い漫画は超激安だったりして、全巻まとめ買いすることさえある。よって漫画も詳しいのだ。偏りはあるけどね。

調べ物ならデジタルのほうが便利なのは認めるし、PCがないと仕事にならないが、「記憶するなら画面か紙のどちら?」となれば迷わず「紙」となる。
そこで科学的にどうなのか調べると、関係解説サイトなんか幾らでも見つかる。
例えば・・・
手書き勉強 と デジタル勉強 効果の違いは?
電子書籍と紙の本はどう使い分ける?
世代によって意見は違う気がする。Z世代であればデジタル本でも違和感なく頭に入るのか? 手書きメモや色分け付箋とか必要ないのか?
そもそも この発想さえないかもしれない。