4月26日(土)の日暮里サニーホールで行われたジャパニーズ・オペラ・ミュージカルのコンサート。ステージ背景とパンフレット等のデザインをお手伝いさせて頂いたので、ちょっと紹介しますね。

作曲家 仙道作三さんは、秋田出身で集団就職で東京に出てきて音楽を学んでいる。80歳となるオペラ作曲家の重鎮だ。
起用するオペラ歌手は東京藝大等で学んだ人ばかりだ。2022年8月、9月には新国立劇場でも発表しているし、絶頂期は大きなコンサートホールを連日満員にする人だった。

ちなみに娘さんは、日本を代表する女性パーカッショニスト 仙道さおりさんだ。娘さんは葉加瀬太郎ツアー・メンバーで常にその名は登場している。
そんな関係もあり、仙道先生から葉加瀬太郎のコンサートにご招待され、楽屋裏にも案内されている。何年前だったかなあ、渋谷オーチャードホールだったことは憶えている。開始直前の楽屋裏はピリピリしているので、直ぐに退散した。でも、なかなか楽屋裏なんかいけないよね。

平家物語 平安末期~鎌倉時代
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ
誰もが知る冒頭、これをオペラにするとどうなるか?聞いてみたくなりませんか?

徒然草 鎌倉時代、吉田兼好
つれづれなるままに、日暮らし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ
私の「かっちゃん徒然ブログ」の「徒然」もこの言葉から来ている。オペラ風に歌うとどうなるの?気になるでしょ?

実は全動画を撮らせて頂いている。ここの静止画は全て動画の切り抜きなんだ。自宅でリラックスして大画面で見るのも良いかも。

昨今のライブステージは演出にお金をかけている。その演出に慣れた我々は、堅い作品に物足りなさを感じるかもしれない。先生もアイドルステージは全く否定せず、それはそれで高く認めていた。が、話題集めに自己スタイルを変えることはないだろうな。
先生もアイドルステージは全く否定せず、それはそれで高く認めていた。が、話題集めに自己スタイルを変えることはないだろうな。

既に次回作品は9月に予定されている。先生は年齢的に引退も視野に入れているようだが、作品を発表する意欲がある限り、まだまだ青春真っただ中であることを忘れて欲しくないと思った。