流通システム/物流システム徒然記
今回はドアップのITFバーコードのイラストを登場させます。
何もこんなに大きくしなくても・・・。
イラストを眺めれば一発で分かるように頑張ったのだよ。
今回はイラストをじっくり眺めて下さい。説明なしでも分かると思います。
ITFコードのしくみを斬る
ITFは、最初と最後にスタートとストップのバーが付きます。
その間に16個の数字が、それぞれ5本のバーコード(3本は細いバー、2本は太いバー)で構成されます。
ITF(Interleaved Tow of Five)の言葉の略の意味はここから来ています。
スタートバーから始まって、まず0を構成する5本のバーが続きます。
そのバーを裏返す感じで白い部分を白のバーとして考えます。ここがポイントになります。
白いバーとして考えますが、黒いバーの規則で読み替えます。ややこしい…。
これを繰り返し、ストップバーまで続けます。
なるほど・・・これだと構成される数字は、必然的に偶数桁になります。
世界標準は14桁ですが、その1桁の物流識別コードを日本独自用に2桁に増やしています。
当然、それだと15桁になります。
しかし、ITFは偶数桁にしなければいけないため先頭に1桁加えて16桁にして、それを固定の0にしたって感じ。
前回のブログの文章の最後に書いた、ITFは必ず偶数桁で 先頭を0に固定した理由はここにあります。
スキャナーで読み取る時、上図のオレンジ色の線のように読み取れば正しく読み取れますが、黄色の線のように斜めにすると、運悪くバーの構成によっては、スキャナーがストップバーと誤解してしまう可能性があります。
そんな訳でITFは、桁落ちで読み取る可能性があります。
勿論、読み取った値が16桁でない場合はエラーにすれば良いのですが。