流通システム/物流システム徒然記
このグラフは経済産業省の東日本大震災から垣間見える我が国と世界の通商・経済関係なる堅い経済白書の「我が国の自動車産業と電気機械産業等との在庫率の比較」の1960年度からの在庫率の推移です。
自動車産業と電気機械産業のグラフなので、あくまでも参考として下さい。
業態別/事業所数/就業者数 年間商品販売額及び売場面積の対前回増加率
公式出元サイト:『 第4-2-1-13 図 我が国の自動車産業と電気機械産業等との在庫率の比較(1960 年度末以降: 時系列)』
文字が小さいので、実際のホームページでご確認下さい。エクセルファイルもダウンロード出来ます。
1990年度頃までに在庫率は劇的に下がり続けています。これはコンピュータの導入による在庫調整が大きく影響しているものと思われます。
しかし、その後大きな変化は全く見られません。
確か、2000年頃にSCMは大ブームとなり、そこそこの企業はSCMシステムやSAPを代表するERPシステムを導入し始めます。
それも、物凄いシステム開発費を投入してです。
むしろ2008年のリーマンショック後の2009年度は、在庫率の若干なる上昇の気配さえ漂わせています。
残念ながら2009年の今現在、2000年の頃のようにSCMは話題にならなくなりました。
その理由は「 既にSCMは定着したからなのか? 」
いいえ、話題性がなくなっただけで多くの企業は殆ど何も変わっていないが実情のようです。