昨今の流行の業務システムはwebがベースになっているものも少なくありません。勿論、業務の殆ど全ての工程をwebブラウザを介して行えます。
風邪で会社を休んでも自宅でweb画面を開いて在庫確認を行い、倉庫出荷が出来る訳です。
その気になれば、今や会社で行っている受発注業務や商品管理など全て自宅で出来ないことはありません。
さまざまな諸問題はありますが、ひとまず在宅勤務可能って訳です。近未来に登場しそうな話です。
流通システム/物流システム徒然記
今回はJANコード(ジャンコード)について詳しく触れます。
JANコードはもともと、西欧で主流のEANコードから派生した日本規格(JIS規格)です。
アメリカ、カナダにおけるUPCコードど互換があり、日本は勿論、ヨーロッパ諸国、アジア、東南アジア、南アメリカ、アフリカなど約100カ国が加盟しています。
まさに世界標準バーコードと言って良いでしょう。
JAN : ジャン Japan Article Number
EANコード : イアン European Article Number
UPC : ユーピーシー Universal Product Code
日本でもこのバーコードは、日常生活の殆どの製品に利用されています。
公共料金、一般家電にまで浸透し、書籍や雑誌もJANコードをベースにしたコード体系として確立しています。
前回と前々回に登場した、CODE39やNW-7と違って、スタート/ストップ文字の概念がありません。
必然的にPOSシステムを初め、在庫管理システム・商品管理システム・受発注システムなど、商用分野に幅広く利用されることになります。
上のバーコードは、自宅の冷蔵庫から引っ張り出してきた、丸ちゃんの焼きそば、ニッポンハムのあらびきウインナーのバーコードです。
我が家の貧しい食生活を皆さんに公開しているようなものです。
業界関係者ならこれで製品の出所が把握出来るので、その気になれば店舗まで推測出来るかもしれません。
改めて眺めて見ると、冷蔵庫に入っている牛乳からペットボトル、野菜、豚肉等、どれも同じような形式になっています。
どれも最初は49の番号で始まっています。スタート当初は49の番号だけでしたが、急速なJANコードの普及に伴い、45 が追加されました。
よって先頭が 49 か 45 であれば、日本製品だと分かります。
国コード、会社コード、製品コードが登録されているので、追跡調査すれば簡単に身元が分かります。