自分とコンピュータ史

057 テレビゲーム機変遷

1983年~

当時のテレビゲームのハードに触れてみたい。

ファミコン
任天堂ファミリーコンピュータ 1983年

ファミコンはCPUとしてZ80搭載予定だったらしいが、AppleⅡでも搭載されたMOS-6502が使用された。既にパソコンは16bit時代に突入しているが、ゲーム機は価格を抑えての8BitCPUだ。

ディスクシステム
ディスクシステム 1986年2月

ファミコンの大ヒットに伴い、任天堂は次の戦略としてソフトの書き換え可能なディスクシステムを提案した。ファミコン本体の下の箱がそれだ。この頃はファミコンショップがあちこちに出現し、ショップにディスクを書き換える装置が設置された。
所詮 今で言うフロッピーディスクなんだけど、当時はフロッピーそのものが貴重だったからインパクトは少なからずあった。ゲーム進行に合わせてディスクがカチャカチャ読み取られ、データロード時の音がゲーム進行に期待を奮い立たせた。

ツインファミコン
シャープ ツインファミコン 1986年7月

ファミコンが発売された頃、私はDTM(Desk Top Music)にハマっていた。結構お金がかかる趣味で、常に金欠病に悩まされた。
あまりに安っぽい初期のファミコン本体は好きになれなかったが、数年後に登場するツインファミコンはゲーム機本体がしっかりしていた。通常のカセットとディスクが一体化したものだ。ステレオAVケーブル入出力端子が導入され、テレビとの接続が非常に簡単になった。
DTMから浮気心にツインファミコンを購入した。やってみるとこれが実に面白い。DTM以上にゲームを楽しむことになり、小遣いが許す限りソフトを購入した。

PCエンジン
NEC PCエンジン 1987年

直ぐにNECホームエレクトロニクスとハドソンによるPCエンジンも登場し、浮気心で購入した。確かにPCエンジンを購入し、数本のゲームソフトも買っているが、PCエンジンでハマったソフトの記憶がないのだ!ファミコンのCPU MOS-6502の互換CPUを改良し、メモリ等を向上させている。

この頃のゲーム市場は任天堂の独壇場だったが、任天堂の独走は許すまいと、ファミコンを超えるハードに各社メーカーは奮闘した。

スーパーファミコン
スーパーファミコン 1990年

スーパーファミコンはファミコンの後継機で 8bitCPUから16bitCPUと変わり性能はそこそこ向上した。とは言え、この頃のパソコン市場は既に32bitCPUが主流(64bitCPUも登場目前だった)だったので、16bitで何が [スーパー] なのかピンと来なかった。

任天堂はファミコンとのゲーム互換性を目指していたが、諸般の事情で互換性を断念したようだ。ゲームカセット自体もひと回り大きくなった。ハードのスペック向上でより名作ソフトが次々に誕生した。

プレイステーション
ソニー プレイステーション 1994年

元祖プレイステーション、ゲーム専用機も32bitCPUの時代となった。CD-ROM故 ローディング時間の難点があったが、CD-ROMはカートリッジより大容量でソフトが低価格になるのが最大の利点だ。メモリーカードを本体に差し込めばデータは記憶可能だ。

プレステを購入したのは、確か売れ筋ゲームがプレステで提供された理由だった気がする。ゲーム本体が売れるか否かは、やはり名作ソフトがどのハードで提供されているか尽きる。
ファイナルファンタジーVIIをプレステで遊んだ記憶はあるが、仕事が忙しく且つ情報処理試験の資格取得のため、時間が確保できず最後までクリアしていない。

セガサターン
セガサターン 1994年11月22日

確かこの頃、セガサターンのCMがやたら目に入ってきた。しかし、自分に関心のあるゲームソフトが無かったこともあり、ゲーム本体の購入に至らなかった。

ドリームキャスト
ドリームキャスト 1998年11月27日

ドリームキャストはセガサターンの次世代ゲーム機だ。社運を賭けて投入した。広告宣伝に莫大な資金を投入したのだろう、私でもドリームキャストの名前はしっかり記憶にある。しかし、どんな名作ソフトがあったのか全く知らない。

この機会にどんなゲームソフトがセガサターンとドリームキャストにあったのか調べてみた。
「う~ん、どれも知らない」、プレステに勝てなかった理由がここにある。セガは2001年に家庭用ゲーム機市場から撤退を表明している。

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