2012年~2017年
ヤフー!(#5/5)
マリッサ・メイヤー、退任…
スマートフォンの市場拡大は凄まじく、ポータルサイト全盛からSNSへの時代へ大きく変わっていく。facebookやtwitterが大きく勢力を伸ばしてくるんだ。
どんなにポータルサイトを使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を改良しても、直接の効果を得られなかったって訳だ。

既に 2010年3月 インターネット調査会社ヒットワイズは 3月第2週のアメリカ国内のウェブサイト訪問者数は、facebookがネット検索最大手のGoogleを抜き去り首位に立ったとも報道している。(書籍「facebook」の冒頭部分から引用)
Yahoo!メールもスマートフォンの登場により若者から徐々に使用率は低下していく。SNSがメール代わりになってしまったからだ。余談だが、メイヤーがYahoo退任の会見で 「今後はGmailが使えるわ」 とジョークを飛ばしている。

2014年のYahoo サイトとiPhone画面(Web Design Museum)
メイヤーは頑張ったけど、これが時代の流れだってことだ。メイヤーが最初にYahooで行った改革は、全てとは言わないが正しかったと思う。市場がスマートフォンに移行する過程で、ユーザーがスマートフォンで何を求めているか徹底的に調査し、求めるアプリケーションの開発も行っている。だから間違っていなかったはずだ。
いかにポータルサイトを楽しく使いやすくしても時代は変わってしまったのだ。厳しい表現だけど、facebookやtwitterのような画期的なSNSツールを市場に投入出来なかったことがYahooの敗因だったかもしれない。

左からOrkut、Google Wave、Google Buzz
しかし、これをメイヤーに求めるのは酷すぎる。Googleだって、SNSツールのオーカット(Orkut)・グーグルウェイブ(Google Wave)・グーグルバズ(Google Buzz)等を投入するも どれも失敗をしているからね。
facebookのザッカバーグもtwitterのドーシーも最初からSNSで成功するなんて微塵も思っていなかったし。言い方は悪いけど、時代と偶然が重なったってこと。成功は彼らの飽くなき情熱があったからなんだろうね。
だからメイヤー以外の誰がやっても結果は同じだったと思うし、他の人だったらもっとYahooの業績は急降下したと断言できる。誰もSNSの急拡大を止められなかったからだ。
世界経済フォーラム 2014 写真:arstechnica.com期待したアリババ株式公開もYahooの株価に大きな影響を及ぼさなかった。業績は下がり続け、新たな一手もなく、2017年1月9日 Yahoo!の中核事業をVerizonに売却する提携を結ぶ。
マリッサ・メイヤーは5年在籍したYahooを退任する。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…だな。
尚、Verizon傘下のYahoo!ブランドによるサービスと、日本のYahoo!は別資本で運営することになる。Yahoo! Japanが健在なのはご存じのとおり。



















































