自分コンピュータ史

017 磁気テープからCMT


昔のコンピュータルームのイメージは磁気テープがクルクル回っているイメージが強いが、1980年代後半にカセット方式に移行している。
ちなみに、磁気テープのことをMT(Magnetic Tape)と呼び、カートリッジ式をCMT(Cartridge Magnetic Tape)と呼んでいた。

Magnetic Tape

その後、時代はオープンシステム系に急速に舵をとることになったため、私は暫く汎用機業務から離れたが、90年代前半に1年程だけ大型汎用機のシステムリプレースに携わったことがある。この時にマシンルームに入ることが数回あったが、既にマシンルームはCMTに変わっていた。つまり磁気テープがクルクル回っていなかった。

Magnetic Tape

磁気テープの時代はMTを装置に直接かけていた。緊急時はマシンルームに入って直接MTをかけた。CMTの場合は、カートリッジをセットしておくと自動的にカートリッジを取り換えて読み込んでくれるようになった。これをオートローダーとかチェンジャーと呼んだ。カートリッジを何個セット出来たか記憶はないが、5巻かな?10巻だったかな?オートローダーによって処理実行中は何もすることがなくなった。

IBM 3480 magnetic tape subsystem
IBM 3480 magnetic tape subsystem

空調の効いた広い広いマシンルーム・・・カートリッジが順番に読み込まれる30~40分間、何を考えている訳でもなく、ただボーと眺めながら待っていた記憶がある(笑)。
それ以降マシンルームに入ることは無くなった、実に27~28年も前のことだ。更に今は大きく変化していることだろう。


【画像引用】
 UNITEX
 IBM 3480 magnetic tape subsystem
 IBM 3480 TAPE

ピックアップ記事

  1. 056 ファミコン登場!
  2. 059 マッキントッシュ誕生!
  3. 044 ビル ゲイツとスティーブ ジョブス
  4. 060 トロン 日本国産OSが世界を狙う!
  5. 069 マイクロソフト Windows1.0 発売

関連記事

  1. 自分コンピュータ史

    125 ワオッ!驚異の性能向上

    大型汎用機からPCへ、そしてスマホへここで、少しばかり古い話な…

  2. 自分コンピュータ史

    007 紙カードとプログラミング

    現在、プログラムやデータを起こす場合、大抵はモニター越しにキーボー…

  3. 自分コンピュータ史

    131 ボーランドの隆盛から衰退

    1983~2000年代後半ボーランド(#2/2)1990年…

  4. 自分コンピュータ史

    074 ジョブスが追い求めた理想なるPC

    1988年~1993年既にコンピュータ業界ではスティーブ・ジョ…

  5. 自分コンピュータ史

    050 国内本格的パソコンの登場

    1976年頃~話は 044 ビル ゲイツとスティーブ ジョブス…

  6. 自分コンピュータ史

    141 マルチメディアで遊ぼう(#1/3)

    1980年代後半から1990年代中頃国内でDOS/Vが流行…

カテゴリー

OM社長 徒然ブログ1

OM社長 徒然ブログ

タグ分類

業界回想記事

私的業界記事

私的感慨深い記事

歴史的記事

PAGE TOP