2017年~2020年
ティック・トック(#4/5)
2017年ByteDanceは、Musical.lyと接触を始めながらドウインの国際版TikTokをリリースしている。同時に中国IT企業の雄 テンセント(Tencent)はショート動画アプリ快手(クァイショウ Kuaisho)に出資し、中国国内ではそこそこ人気を博すも更なる世界戦略を狙ってMusical.lyに接触を始める。
Tencentは中国国内で日常生活に不可欠な超スーパーアプリ(WeChat)を運営する巨大IT企業でもある。

快手(Kuaisho)
結果だけを記すと、2017年11月 ByteDanceがMusical.lyの買収に成功する。ByteDanceのレコメンドの技術が高く評価された感じかな。何よりもByteDanceが買収に一番熱量があったとされた。
余談だけど、facebookのザッカバーグもMusical.lyと接触していた。但し、Musical.lyの創業者2人は中国人であり、facebookと企業文化が違うから買収から手を引いたと言われている。
ByteDanceに買収を奪われたTencentは、2018年3月 自らが運営するWeChat上で、TikTokの中国版アプリDouyinのシェア機能を遮断する嫌がらせを行う。ByteDance社はこれを不当措置として訴訟を起こす。
しかし、それにTencentも反訴するなど全面衝突に発展するんだ。
ともあれ買収後、暫くバイトダンス社は2つのアプリを別々で継続させようとするが、2018年半ば過ぎにMusical.lyの動画はTikTokに飲み込まれ一つとなった。このとき Musical.lyのヘビーユーザーは不満を爆発させている。

翌年の2018年、Insatagramに在籍していた創業者のシストロムとクリーガーがfacebookを退任した。facebookに買収時に、ザッカバーグは買収後も2人にInstagramの運営に口を挟まないと約束していたもののInsatagramの創業者は退任する。2014年 facebookに買収された WhatsApp の共同創業者ブライアン・アクトンも8億5000万ドル(約960億円)の受取権利を放棄して2017年にfacebookを辞めている。
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Musical.lyの創業者2人も、TikTokに買収後も運営に手を出さないと言われたのかもしれないが、2022年に共同創業者のLouis Yangは辞めているし、もう1人のAlex Zhuは時期は不明だけど辞めている。
何を言いたいかと言うと、買収された企業に創業者が長く残り続けることは殆どないってことだ。
TikTok日本支社

渋谷ヒカリエ ByteDance(InsatagramのByteDance社画像)
同年、TikTokは日本をはじめ複数の東南アジアに進出する。TikTok日本支社は、渋谷の小さなビルから始まっているんだよ。書籍「なぜTikTokは世界一になれたのか?」の253頁には、建物6階のシェアオフィスを拠点とし、初期メンバーは5人にも満たなかったにも関わらず、オフィスが非常に狭く全員同時に作業が出来ないほどだったとか。
現在は近代的な高層ビルの渋谷ヒカリエに入っている。オフィスはとても広く、渋谷の街が一望できるお洒落な空間になっているんだ。



















































