2021年~2022年
ツイッター(#5/6)
5代目CEO パラグ・アラガワル

パラグ・アラガワル
これまでの歴代CEOを列記しよう。
1)ジャック・ドーシー (2007~2008)
2)エバン・ウィリアムズ (2008~2010)
3)ディック・コストロ (2010~2015)
4)ジャック・ドーシー (2015~2021)
5)パラグ・アラガワル (2021~2022)
テスラのCEOとして知名度の高いイーロン・マスクは ずっとtwitterユーザーでもあった。
前回に記載したように、ドーシーは利益追求よりも公共サービスを優先するべき、数社の大企業に依存しない新しいプラットフォームを提供すべきだと強く考えた。これにマスクも影響されたようだ。マスクは徐々にtwitterそのものに疑問を感じるようになっていく。
イーロン・マスクのツイッター買収
CEOとなったアラガワルは精力的に事業を推進するも「良い人」で終わったようだ。個性の塊であるマスクにとって、アラガワルの印象はあまり良くなかったんだ。
そして、マスクは理想に近づけるため買収に動き出す。ジャック・ドーシーもマスクなら今のTwitterを変えてくれると応援する。

マスクは取締役会に加わることになる。もっとも簡単な方法だからね。筆頭株主であり、テスラの経営経験、ドーシーと仲が良くtwitterが大好き、twitterをよく知っている。否定材料がまるでない。
取締役就任にアラガワルも「ようこそイーロン!」とコメントを送ったらしい。
しかし、一週間もしないうちに取締役就任を辞退するんだ。
マスクは取締役会宛にメッセージを送った、要約すれば「私はツイッターの可能性を信じて投資を行った。言論の自由は民主主義が機能するための必要な要件である。今のままでは会社は繁栄しない、そのためにはツイッターは非公開企業とすべきだ」とね。
大量の株式を購入し、巷では彼は何をするのか?と憶測が飛び交う。まだ買収が完了していない段階から、多くの株主や従業員は不安にかられた。
買収にあたって、ラリーエリソン(10億ドル)。アンドリーセン・ホロウッツ(4億ドル)セコイア・キャピタル(8億ドル)他、マスク自らのコネで71億ドルをかき集めている。

2022年4月25日、「イーロン・マスクTwitter買収」が報道される。その額なんと440億ドル!まもなく非公開となる。イーロン・マスクが仕掛けたことだけど、ドーシーの考えでもあった。ちなみに既存株主は1株 54.20ドルを手にしている。Twitterは収益追求から逃れ、株主の声にビクビクする必要がなくなった。まあ表向きには、自由に発言できる場が提供できたって訳だ。
この時点では、ジャック・ドーシーはイーロン・マスクに賛辞とお礼のメッセージを送っている。
結局、CEOとなったアラガワルはtwitterの改革を行うも1年の短命で終わってしまった。買収完了前に買収話で社内が混乱した頃、アラガワルはtwitterで10年間働いていたが「もっとうまくやれたはず、もっとうまくやるべきだった」と無念さを残している。
イーロン・マスク公式伝記(上・下)/ウォルター・アイザックソン(著者)に、私は電気自動車を一新した。宇宙船で人を火星に送ろうとしている。そんなことをする人間がごく普通でもあるなどど、本気で思われているのですか?
まさにこの言葉に代表されるように 良くも悪くも物凄い人なんだね。

ちなみに、イーロン・マスクは440億ドルでTwitterを正式に買収した後、即座にパラグ・アラガワルを解雇している。上層幹部も同様に「信頼できない」の理由で解雇している。
イーロン・マスクの改革は、後日取り上げるつもりだけど、過酷な残業を美徳とするマスクの考えに ついていけない人は多い。マスクは自分の働き方(徹夜、休日関係なし)を部下にも要求するからね。
そんな訳で Twitterは買収後、おかしな方向に進むわけだ。その後は別の投稿で。



















































