自分とコンピュータ史

026 基盤を抜いても止まらないコンピュータ

前回からの続き

ジュラルミンンケースをマシンルームに持って行く。
どうやら何かしら問題があって交換するらしい。

好奇心で一緒に後ろについていった。

 TANDEM T/16 メモリ基板

上の写真は、TANDEM T/16 メモリ基板だ。私が見たのはストラタスコンピュータのメモリ基盤だが、似たような感じだった。かなり大きなもので大型ポスターサイズもあった。

マシンルームは冷房が効いていて、今まで経験してきたどのマシンルームより冷えていた。吐く息が白くなる。とても長時間いられない空間だ。機械特有の「うなり音」が部屋全体に響いている。

金沢さんがコンピュータの前まで行きジュラルミンケースを床に置く。そしてケースの蓋をあけた。すると中から大きな基盤が表れた。

それを取り出して「これから交換しまーす」と言って、私に説明しているかのような仕草だった。記憶力の悪い私だが、今でも鮮明に覚えているのはこの理由もある。今 稼働しているコンピュータの心臓部である基盤を取り換えるのだ。
勿論、コンピュータは何も無いかのように動作している。「おおっ~これぞノンストップコンピュータ!」と、その時思った。

パソコンでイメージして欲しい。
仕事でパソコンを利用している最中、電源を落とすことなく、作業を中断することもなく、稼働中のパソコンの心臓部である基板を交換しているのだ。(続く)


【画像引用】
 TANDEM T/16 メモリ基板

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