1989年~
強い日本だったことがここでも分かる。東芝は1986年にラップトップ版 J3100シリーズを発売しているが、1989年7月 片手で持ち運べるA4サイズ 世界初のノートPCを発売した。
ノートPCの代名詞となるDynaBookだ。とにかく片手で持ち歩けることが画期的だった。
世界初のノートブック 東芝 dynabook J-3100SS
日本語MS-DOS 3.1、CPUは80C86 、FDD版なら198,000円と話題となるが、実用に耐えるのは20MBのハードディスク版が欲しいところ、そうなると一気に値段が上がって328,000円となる。
私がこのDynaBookを初めて手にしたのは、友人が私にPC環境設定のお願いしてきときだ。友人が買ったのはハードディスク版だったのでソフトをプラスすると30万円代後半になる。決して安くない買い物だったはずだ。
既に仕事で嫌と言う程 PCに触れていたが、パソコンの環境設定が実に面白く、この出来事が自分が自己PCを購入するきっかけとなった。友人が一緒に持参してきたのは、後で触れるがアシストカルクとアシストワードだった。
1972年にアラン・ケイが提唱したダイナブックなる言葉を東芝が命名している。
このノートPCはとても衝撃的だった。各社メーカーが黙って見ているはずがない、NECをはじめPCメーカーが次々とノートPCを発売することになる。
【アイキャッチ画像】
dynabook THE note pc