前回からの続き
タンデムコンピュータはノンストップコンピュータの代名詞だった。タンデムとは馬を縦並びにした馬車のことだ。ここから二人乗りの自転車、バイクの二人乗りのことをタンデムと呼ぶようになった。

コンピュータを2重化することにちなんで、タンデムコンピュータズ(Tandem Computers, Inc.)と命名したのだ。
コンピュータが2台並ぶから社名もダンデムコンピュータでなく、タンデムコンピュータズと複数系だ。なるほどね。
しかし、もう一つの雄のストラタス社はストラタスコンピュータ(Stratus Computer, Inc.)と単数形だったけどね…。
要はハードウェアもソフトウェアも全てを2重化している。これによりメモリもCPUも各種機器の交換が出来るようにしている訳だ。ハードウェアを2重化することにより、そこで動作するソフトウェアも2重化されている、勿論、データベースも2重化だ。最下段に日経XTECHサイトを記載しておいた。

ノンストップの仕組みは、wikipediaのタンデムコンピューターズ(欄外URL)に詳しく記載されているが、素人には文章が難解で理解しにくい。必要箇所を抽出し、かみ砕くと、実行はマスタースレーブ構成になっていて、マスター側の処理をスレーブ側が常に一定間隔でスナップショットし、何かあるといつでも切り替わる仕組みになっている。
これでも分かり難いって?まあ、特別な仕組みで未処理データ含めて瞬時に切り替わると考えれば十分だと思う。
もし、単純にスレーブ側にコピーするだけなら、マスター側がコピー中に情報が更新されたりすると不整合が起こってしまう。その時点の瞬間の情報を丸ごとそのまま撮影し(カメラのスナップショット)、不整合を防ぐ仕組みとなっているって訳だ。
しかし・・・完全2重化ってことは、金食いマシンであることには間違いない。