1975~1985年頃
デルコンピュータ(#1/5)
ご存じ、デルコンピュータはPC直販として知られる企業だ。
もともとIBM系PCの直販として成長した。創業者のマイケル・デルは現在も会長兼CEOで活躍している。

AppleⅡ(1977)
デルは小さい頃からPCに興味があった。一番の人気はアップルⅡ、当時のコンピュータは価格が高かった。両親に何度もせがんで、念願叶い15歳の誕生日にアップルⅡを買ってもらうことになる。
アップルⅡはUPSの荷物集配所に届いたことが分かり、自宅の到着するのが待ちきれず父親に頼んで一緒にクルマで取りに行く。

上蓋をあけたAppleⅡ
念願のコンピュータを自宅に持ち帰り、自分の部屋に運ぶなりアップルⅡを分解してしまう。
父親はそれを見てカンカンに怒った。壊したと思ったからだ。そりゃそうだろう。デルは壊したわけでなく、内部を確認したかっただけだったんだ。

マイケル・デルは、アップルⅡの購入からIBM PC系に気持ちはシフトしていった。理由はビジネス分野は圧倒的にIBM系PCのシェアが高く、高性能PCを作れば売れることを知ったからだ。IBMはメインフレーム・ユーザーを尊重するあまり、いつまでたっても高性能PCを提供しなかったことも理由にある。
「自分が組み立てて販売すれば、ビジネスになるんじゃないの?」と判断した訳だ。

SONY CD-WALKMAN
スティーブ・ジョブズが日本に来た時、ソニーの盛田さんからCD WalkManをプレゼントされている。しかし、アメリカに戻ると直ぐに分解している。
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両親は医学部への進学を強く望み、親孝行な彼は医学部に入学している。大学を通いながらビジネスを行い、キャンパス内をPCの部品を小脇に抱えて授業を受けていたらしい。事業はどんどん拡大し、両親の強い反対はあったものの最終的に大学を中退し、事業に専念する。

DOS時代に私が待っていたソフト群
マイケル・デルに遠く遠く及ばないものの、私もPCを分解したりIBM DOSやMS-DOS、OS/2、WindowsOSを何度も再インストールを繰り返したもんだ。ユーティリティソフトを入れて環境設定を行ったもんだ。どんどんPCの構造が分かっていくことが楽しかったからね。
これは決して自慢なんかじゃなく、PC好きな人なら間違いなく似たり寄ったりの行動をしているはずだ。デルと一般人との違いがあるとすれば、ビジネスにする熱意が全然違ったってことだ。
特に昔のPCとOSはとてもシンプルだった。特にフロッピーディスクで提供していた時代のOSは、ファイルを一つ一つ解説している本さえあったんだよ。でも、今のWindowsはブラックボックスだ。
世界はシンプルから複雑になっていく、そのスピードは急激に早くなっている。

自著、デルの革命 2000年11月 初版

















































