1976年頃~
話は 044 ビル ゲイツとスティーブ ジョブス の掲載記事後半から続いてくる。
NEC TK-80(1976)
アメリカだけでなく日本国内もマイコンBASICやマイコンキットがNECや富士通、日立などから発売し始める。
写真は NEC TK-80(1976年) μPD8080 CPU(8080互換)のワンボードマイコン。この頃からマイコンが静かなブームとなる。
出典:NEC PC-8001(1979) 手前のキーボードが一体型のPC。
そして、ついに完成版となる8ビットパソコンNEC PC-8001が登場する。AppleⅡ(1977)を海外から購入することも出来ないことはなかっただろうが、やはり国内メーカーから購入するほうが手軽で安心だ。価格は168,000円。
PC-8001誕生から40年 ~BASICが動くミニチュアモデル~
出典:PC-8001 ミニチュアモデル
1980年 JR秋葉原駅の電気街口を出るとすぐ目の前にラジオ会館があり、その7階にNECパソコンラウンジがあった。最初に登場したマイコンTK-80に関する情報から始まり、完成版8ビットパソコンPC-8001、PC-88/PC-98シリーズとパソコンの進化と合わせてNECがパーソナルコンピュータの情報を発信し続けた。
特にTK-80登場やPC-8001の頃のパソコン黎明期は情報発信拠点として重要な意味を有した。
Windowsが広く浸透するまでの約15年弱、日本パソコン市場をNECがリードし続けた。